米大統領選、バイデン氏がサンダース氏を2桁リード、全米世論調査

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CNNが9日に発表した民主党の候補者選びに関する全米世論調査では、ジョー・バイデン前副大統領の支持率がバーニー・サンダース上院議員を16ポイント上回った。

民主党有権者および民主党よりの無党派層で、バイデン氏を支持する割合は52%、サンダース氏は36%だった。5日に撤退を決めたエリザベス・ウォーレン氏は7%だった。

白人の間の支持率は、バイデン氏54%に対してサンダース氏は33%。非白人では50%-40%となった。

支持率は年齢やイデオロギーで大きく異なり、45歳未満ではサンダース氏がバイデン氏を26ポイントリード(57%-31%)。45歳以上では、バイデン氏の支持率が72%で、サンダース氏の17%を圧倒した。

自身をリベラルと考える民主党支持者の52%がサンダースを支持(バイデン氏は36%)。一方、中道または保守と考える人では、バイデン氏の支持が65%で、サンダース氏は24%だった。

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調査は3月4日-7日、1211人の全国の有権者に電話で実施した。内訳は、民主党支持者34%、共和党29%、37%が無党派または他党のメンバー。誤差幅は±3.3%。

10日には、アイダホ、ミシガン、ミシシッピ、ミズーリ、ノースダコタ、ワシントンの各州で予備選が行われる。

先週3日のスーパーチューズデーでは、サウスカロライナ州の勝利で息を吹きかえしたバイデン氏が予想を超え、10州を制した。USA Todayによるとこれまでに判明している獲得代議員数はバイデン氏が664人、サンダース氏は573人となっている。

明日の予備選州で最大の代議員数(125人)をかかえるミシガン州について、デトロイト・フリー・プレスが9日に公表した世論調査では、バイデン氏がサンダース氏を24ポイントリードしている(51%-27%)。