「ソーホーの詐欺師」アンナ・ソローキンが出所

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ニューヨーク ソーホー ロックダウン
Mashup Reporter

「ソーホーの詐欺師」ことアンナ・ソローキン氏が11日、アップステートにある刑務所から釈放された。インサイダーが報じた。

ソローキン氏はドイツの資産家の娘と偽って友人やニューヨークのブティックホテル、金融機関から大金をドルをだまし取ったとして、2017年に逮捕。2019年4月に重窃盗罪など、複数の罪で有罪評決を受けた。4年~最大12年の実刑を言い渡され、同年5月から服役していた。

昨年10月、優秀な懲戒記録と様々な刑務所プログラムに参加したことを理由に、仮釈放委員会によって刑期の6分の1を短縮することが認められた。刑期には、判決前にライカーズ島に拘束されていた日数が含まれている。

▼2019年 刑を言い渡されるソローキン氏

ソローキン氏は先月、事件をドラマ化する権利料としてネットフリックスから支払われた32万ドルを、金融機関への返済や制裁金、弁護士費用の支払いに充てたと伝えられた。

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ネットフリックスのドラマ「Inventing Anna」は、事件が注目を集めるきっかけとなったニューヨークマガジンの記事を元にしたもので、ネットフリックスオリジナルの人気ドラマ「Ozark(オザーク)」に出演した女優、ジュリア・ガーナーが、主人公のアンナを演じる。新型コロナウイルスの影響で当初の製作スケジュールが延期されたが、今年中に配信を開始する予定だという。

ソローキン氏は現在上訴しているが、ドイツ国籍であることから、ICE(移民税関管理局)によって強制送還される可能性が指摘されている。