米アマゾンプライムデー 買い物客殺到でサイトクラッシュ

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アマゾン版ブラックフライデーとも言われる、会員向けの特別セール「プライム・デー」(Prime Day)が、米東部時間の午後3時よりスタートした。
開始直後には、多くの買い物客がサイトに殺到し、ホームページはクラッシュ。トップページからその先に進めないなど、アクセスできない状況が続き、顧客を混乱させる事態となった。

DownDetector.comによると、クラッシュにより約24,000人の顧客がアクセスできなかったという。その後も画面には「Meet the dogs of Amazon」表示が何度も表示された。

ワンちゃんたちの「SORRY…」という画面が何度も表示され、ソーシャルメディアには多くの人々からの苦情が多数寄せられている。


会員費を20%も値上げしてるんだから、少なくともハイボリュームのトラフィックに耐えられるサーバーを用意してくれればいいのに(ため息)。

繋がらないときに表示される、ワンちゃんのコレクションも話題となっている。

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実はこんなにあった!?

この日は、競合他社も一斉にサイバーセールを行っており、オフィス用品を扱うOffice Depotからは、「わんちゃんを見るのにうんざり?こちらは見れますよ。」というメールが送られてきたという声もある。

アマゾンは、「アクセスしにくくなっているお客様のために、現在急ぎで復旧作業を行っています。多くのお客様は無事に買い物を済ませました。米国のプライムデーの最初の1時間は、昨年に比べ、多数のお客様が注文さました。プライムデーはあと34時間以上あり、何十万というお得なディールを用意しています。」とCNNMoneyに対して声明で述べた。

昨年のプライムデーは24億ドル(約2,600億円)以上を売り上げたが、小売りシンクタンクのCoresight Research社によると、今年は、34億ドル(約3,750億円)の売り上げを予測しているという。

ヨーロッパでは従業員のストライキも

近年、アマゾンは従業員の労働環境について、非難の声が寄せられている。VOX.comによると、ヨーロッパの一部の国では、労働環境の改善を訴えるため、従業員がストライキを起こしているという。

ジェフ・ベゾスは現代史上最もリッチに

本日発表となったブルームバーグ・ビリオネア指数によると、創業者でCEOのたジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏は、純資産額が1,500億ドル(16.5兆円)となり、マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏を抜き、現代史上最も裕福な人物となった。