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トランプオーガニゼーション CFOを刑事免責 ファミリービジネスに迫る捜査

24日、トランプ大統領の元私設秘書、マイケル・コーエンの捜査を進める米検察当局が、トランプオーガニゼーションの財務最高責任者を務めるアレン・ワイセルバーグ氏(Allen Weisselberg)に刑事免責を与えていたことが明らかとなった。

ワイセルバーグ氏と検察の取引は、ウォールストリートジャーナルが第一報を報じた。

21日のマンハッタン連邦地裁で開かれたコーエン氏の公判に提出した告発資料において、検察は、コーエン氏がトランプ氏と過去に不倫関係にあった女性に口止め料を用意したことを明かし、トランプ氏の企業からコーエン氏に、12ヶ月間にわたって毎月35,000ドルの払い戻しをする決定が行われた事実を公開した。資料では、初回支払い時に、ワイセルバーグ氏(資料では”exective-1”)が従業員に対し、弁護士料としてトラストから支払うよう指示するなどの詳細が明かされている。

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1970年代よりトランプ氏の父親であるフレッドトランプ氏の元で働くなど、一族と長い関係にあるワイセルバーグ氏は、トランプオーガニゼーションの財務を監督するほか、過去にトランプ基金の会計を務め、トランプ氏の個人信託の管理や一家の会計処理にも携わってきたという。

ワイセルバーグ氏の名は一般にはあまり知られてこなかったが、コーエン氏が密かに録音した、元プレイボーイモデルのカレン・マクドゥーガル氏への支払いついて、大統領とコーエン氏が協議する会話の中で触れられている。コーエン氏は会話で、マクドゥーガル氏の不倫話の出版権を買い取るため、資金元として新しい会社を設立する計画や、計画についてワイセルバーグ氏と協議したなどと語っている。テープは7月にマスコミによって入手され、一般に公開された。

ワイセルバーグ氏の刑事免責は、ポルノ女優のストーミー・ダニエルズ氏とマクドゥーガル氏との過去の不倫関係を否定し、問題の支払いを違法な選挙献金にあたらないと主張するトランプ氏にとって、大きなダメージとなる可能性を孕む。
政治ニュースサイトのPOLITICOによると、マンハッタン連邦検事は、トランプ氏と家族、企業、海外のシェルカンパニーを通じた、決済や違法な選挙献金、虚偽申告、海外との不正取引や脱税など、広範な捜査領域にワイゼンバーグ氏の協力を利用できるという。また、元司法官僚のエリック・コロンバス(Eric Columbus)氏は、トランプオーガニゼーションがロシア人政治家や犯罪者の資金洗浄に関わってきた噂はかねてからあり、「最悪の場合、ワイセルバーグ氏が、トランプと一家が重犯罪に関係したことを示す情報を提供することにつながる可能性がある」と同サイトに述べた。

このほか、連邦捜査局は23日、トランプ氏の長い友人で、タブロイドマガジン「ナショナル・エンワイアー(National Enquirer)」を発行するメディア企業、アメリカン・メディア(American Media.)のデヴィッド・ペッカー(David Pecker)最高経営責任者に刑事免責を与えたことを明らかにした。ペッカー氏は、トランプ氏の選挙選を有利に進めるため、コーエン氏とともにマクドゥーガル氏の不倫話の出版権を買い取るなどのもみ消しに関与。トランプ氏が支払いについて知っていたかなど、情報提供をしたとみられる。

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