アジア系女性に催涙スプレー噴射した女、ヘイトクライムで起訴

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マンハッタンで4人のアジア系女性に対して差別的な発言をした挙句、催涙スプレーをかけた女が逮捕・起訴された。ニューヨークポスト紙が報じた。

逮捕・起訴されたのはフロリダ州メリットアイランド在住のマデリーン・バーカー(Madeline Barker、47歳)。ヘイトクライムとしての暴行罪および、暴行未遂罪、嫌がらせの罪などで起訴された。

事件が起きたのは11日午後6時ごろ、ミートパッキング地区(ウエスト14ストリートと9ストリート)付近。被害者は全員、クイーンズに住む20代のアジア系女性で、路上で開催されていたフラワーイベントに出かけていた。

地元テレビ局WABCによると、ピンクの服を着たバーカー被告は突然、女性たちに「私に嫌がらせをしようとしている」などと難癖をつけた。

女性らは「嫌な思いをさせるつもりはなかった」「そのように感じさせたつもりはなかった」と説明したが、女の怒りは収まらず、「自分の国に帰れ」「あなたたちの居場所はない」などと暴言を吐いた上に、催涙スプレーを取り出した。

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女はこの間、通りすがりのアジア人男性にも「国に帰れ」といった差別発言を浴びせた。女性たちが遠ざかろうとすると、女はスプレーを噴射。女性たちの顔や目にかかった。

これとは別に、女は同日、13歳の少女を含む3人の女性をめがけてスプレーを噴射し、暴言を浴びせたという。

憎悪・過激主義研究センターによると、米国におけるアジア系コミュニティに対するヘイトクライム(憎悪犯罪)は昨年300%増加した。ニューヨーク市警察の犯罪統計によると、2021年3月31日から2022年3月31日までの間に起きたヘイトクライムの犯罪件数は577件で、うちアジア人に対する犯罪は110件だった。