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ニューヨークの古本屋 地元民の支援で閉店危機を回避

ニューヨークのアッパーウエストにある小さな古本屋「ウエストサイダー・レア・ユーズド・ブック」(Westsider Rare & Used Books)は21日、地元ニューヨーカーの援助により、閉店危機を免れ、引き続き営業を続けることとなった。

ウエストサイダーブック
©mashupNY

ウエストサイダー(住所:2246 Broadway)は、西80丁目の食料品店「ゼイバーズ」の向かいに位置するグリーンの屋根が目印の古本屋。同地で、35年営業を続けてきた。昔ながらの書店で、狭い通路の脇には、天井までびっしりと本が陳列されている。

同店は、”アッパーウエストサイド最後の古本屋”とも称され、ウディ・アレン監督作品『ジゴロ・イン・ニューヨーク』(Fading Gigolo)のロケ地として使用された。

クラウドファンディングで資金調達

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地元メディアWestSideRagによると、近年は売り上げが落ち込み、2月末に閉店を予定していたという。
閉店にあたり、1月14日に閉店セールを始めたところ、噂を聞きつけた地元民の1人が、共同オーナーのドリアン・ソーン(Dorian Thornley)さんに相談の上、クラウドファンディングで募金集めを開始した。

発起人のボビー・パンザ(Bobby Panza)氏は、Gofundmeを通じて、倒産の危機に瀕する書店の支援を呼び掛けた。
寄付募集のニュースは、多くの地元メディアで取り上げれ、わずか5日間で800人以上から、目標金額5万ドルを超える5万2,000ドル(約570万円)の募金が集められた。
寄付金は、1人5ドルから1,000ドルまで提供した人もいる。amNewYorkによると、募金は滞納家賃の支払いと、広告宣伝や新たな書籍の購買に充てられるという。

ウエストサイダーブック
21日午後、「閉店」を告げる張り紙は、ついに取り下げられた。
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発起人のパンザ氏は、「様々な形で協力してくださった皆様、ありがとうございます。ドリアンと、彼のチーム、そしてコミュニティ全体の士気が高まりました。本当に感激しています。」と自身のフェイスブックで感謝を述べた。

今月初めには、俳優リン=マニュエル・ミランダが、高校時代から通う演劇関連の老舗書店「ドラマ・ブック・ショップ」(Drama Book Shop)を「ハミルトン」スタッフらと買収し、倒産の危機を救っている。


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