Via SAABホームページ

米国防総省ではウクライナに対して、比較的安価で射程の長い「GLSDB(地上発射型小直径爆弾)」の供与を検討しているという。

ロイター通信によると、開発元のボーイング社から政府に提案があった。このほかにも複数の案を検討しているという。ロイターは同計画に関する資料を確認したとしており、それによると早ければ2023年春に提供することができる。

戦闘の長期化に伴い、米国と同盟国の兵器の在庫が減少している。一方、ウクライナではより高度な兵器の需要が増大している。

GLSDBは、小型の航空爆弾「GBU-39/B」にM26ロケットモーターを組み合わせた弾薬で、ボーイングとスウェーデンのサーブが2019年に共同開発した。M26は、米国がウクライナに供与しているM142 HIMARS(ハイマース)やM270 MLRSが使用するランチャーから発射することができる。

ブーストフェーズではM26によって推進され、その後、GBU-39が切り離され翼を展開、無動力で滑空する。射程はHIMARSを約2倍上回る150kmで、ロシア軍のより後方の活動に対する攻撃が可能になる。

サーブによると、GBU-39の標的に対する命中精度は半径1メートルで、電波妨害にも高度な耐性を備えている。2006年からこれまで2万発が生産され、1万発が戦闘に使用された。米空軍やノルウェー空軍のほか13カ国で採用されている。

GBU-39のコストは4万ドルと比較的安価で、M26とともに国内在庫が豊富だという。ボーイングの提案では、主要なコンポーネントは国内で調達できるとしている。

ウクライナは、射程300kmの長距離ミサイルシステムATACMSの供与を要望しているが、米国は提供を拒否している。

CNNは先日、米当局者の話として、ウクライナに提供可能な備蓄が不足しつつあると伝えた。当局者らの間で特に懸念が持たれているのは、155mm砲弾と、肩に担いで発射するスティンガー防空ミサイルで、高速対レーダーミサイル(HARMs)やGMLRS地対地ミサイル、ジャベリン対装甲ミサイルの「追加の生産」を心配する声も上がっているという。