「出馬しないのは非常に難しい」トランプ氏が思わせぶり発言

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トランプ前大統領が、ポッドキャストの番組で、2024年の次期米大統領選の出馬の可能性について語った。

トランプ氏が所有するニュージャージー州ベッドミンスターのゴルフ場トランプ・ナショナル・ゴルフクラブでは、29日から3日間の日程で、サウジアラビア政府が後援する大会「LIVゴルフトーナメント」が開かれた。初日の29日には会場で、保守派のクレイ・トラビス氏とバック・セクストン氏が司会を務める番組「The Clay Travis and Buck Sexton Show」の収録が行われ、トランプ氏もゲストとして参加した。

トピックは多岐に渡ったが、番組の中盤、「ジョー・バイデン氏をよく知り見てきたと思いますが、あなたが2024年に出馬しないということはあり得ますか?」と聞かれると、トランプ氏は「出馬しないのは非常に難しい」と、遠回しな出馬表明ともとられる言葉で回答。「それに、共和党目線で支持率を見ても、いともたやすいことが示されている」と勝利への自信を見せた。

その後、出馬表明のタイミングについて聞かれると、トランプ氏は「もし表明するなら、決めなければならない。二つのワードだ。先か後か」と回答。中間選挙前に出馬表明をするか、その後にするか「双方にそれなりの理由がある」と話した。

選挙前に出馬し、結果が良ければ「メディアはいずれにしても功績としないだろうが、私の手柄になる」と予測。もし結果が芳しくなければ「最悪になる」と語った。選挙後の出馬表明は「(選挙の)結果が良くても、手柄にされない」と話しつつ、「先でも後でも(結果が良くなければ)彼らは私のせいにする。要するに、なんであろうと支持が得られなければ、たとえ私に落ち度がなくても私のせいにされる」と語った。

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中間選挙前の出馬の利点を強調したようにも聞こえるが、トランプ氏は「わからないが、そのうち決断する」と言明。そして「一つ確かなことは、この国は地獄に向かっている」と言い放った。

その後、今ほど国への敬意が失われている時はない、誤りや偽の情報ばかりが伝えられる、と持論を展開。失業率にしても、自分の意思で働かない人がカウントされない統計をもとにトランプ前政権とバイデン政権を比較するのはフェアじゃない、と主張し「ろくでもないことがたくさん起こっている」などとした。

最後に「これは言っておこう。もう言ってもいいと思うが、自分の中ではすでに決まっている」と、自身は出馬の計画を固めている様子をにじませた。