メーガン妃、イーロン・マスクらと「うんざりナルシスト」の仲間入り

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    米政治ニュースPoliticoのジョアンナ・ウェイス氏は27日、「2022年ついに我々はナルシストに嫌気がさした」と題した論説で、メーガン妃やイーロン・マスク、トランプ前大統領、カニエ・ウェスト(Ye)らについて「注目を貨幣として、エゴを燃料として利用することで、報酬を得てきた」人物だと説明。一般人は、エゴを振りかざす人々に辟易していると語った。

    ウェイス氏は、ヘンリー王子とメーガン妃が製作したNetflixのドキュメンタリー番組について、5話目か6話目あたりで「私の自然な共感は苛立ちへと変わり始め、エゴにも限度がある」と感じるようになったと告白。夫妻の「正当な苦情」を申し立てる番組は、実際は「自らを魅力的かつ、より良く見せる」ための膨大な写真や映像のコレクションだったと述べ、英紙ガーディアンの夫妻に同情的な批評家さえ、虚栄心以外に新しいものは何もないと批判したと皮肉った。

    ウェイス氏は夫妻の「行き過ぎた番組」は、ツイッターを恐怖に陥れたマスク氏や、反ユダヤ主義発言で炎上したカニエと「同じ衝動」から生まれたものだとした上で、これらの”ナルシスト”たちの「劇的な転落」についても言及した。

    アディダスはカニエとのパートナーシップ契約を解除、マスク氏は世界一の富豪の座から転落、トランプ氏は中間選挙の激戦区で支持した候補者が敗退、FTX創始者のサム・バンクマン・フリードは詐欺とマネーロンダリングの罪で起訴、セラノスの元CEOエリザベス・ホームズは詐欺で有罪判決を受け、11年の禁固刑が言い渡されたとし、2022年は「彼らへの熱意が揺らぎ始めた年になる可能性」があると述べた。

    ウェイス氏は、メーガン妃が注目を浴びようとするのは「厄介だが、善意」のように見えるとしつつも、カニエの人種差別や、エリザベス・ホームズとサム・バンクマン・フリードの詐欺行為のように、「はるかに危険」なものに転じる可能性があると警告。

    2000年代初頭までの米国大統領のナルシシズム指標を作成したリポン大学のジョン・P・ハーデン政治学教授は同サイトの取材に「エゴは、歴史を動かすこともある」と自説を述べた。国際紛争において、自己陶酔的な大統領は見下されることに苛立ちを示し、敵を威嚇したり、顧問や同盟国を無視して一方的に行動しうるとも語った。

    ハーデン氏によると「壮大なナルシスト」は、自分の行動は「絶対的に素晴らしい」と信じ込んでおり、「エゴを防衛するための労を惜しまず、精力的に自己宣伝を行う」と説明。さらに自滅的な行為であっても、より多くの注目を集めたがるのが、ナルシストの特徴の一つで、排除するのは困難だといい、これらの人々は「過度に活発」であり、「誇張された自身の見解を通して」行動し続けると加えた。

    ウェイス氏は、ナルシストは、ステージに上がるのを諦めない性格で、刑務所や亡命先からでも注目を集めたがると説明。彼らの主張に「乗る」かどうかを判断するのは、国民次第だと語った。

    先日、マスク氏のツイッター社のCEO辞任を問うアンケートで、過半数が賛成を示したことに言及し、「国民の忍耐は弱まっている」と述べ、われわれは次の”ナルシスト”が台頭するまでの「静かな時間を求めている」と締め括った。