リアリティTVスター、キム・カーダシアンが手がける下着ブランド『SKIMS』の新商品に、ネットがざわついている。
話題の主役は、先週リリースされたばかりの顔の輪郭をケアする『フェイスラップ』なるアイテム。
「特製のスカルプティング繊維と、顎を極上の柔らかさでサポートするコラーゲン糸を採用」していて、「毎晩のルーティンにおすすめ!」という触れ込み。色は2種類、値段は日本円で9,200円。発売直後には両カラーとも即完売したらしい。
公式SNSがモデル着用写真を投稿すると、コメント欄は瞬く間に炎上モードに突入した。
「これってエイプリルフールの冗談?」
「煽ってるのかどうか判断つかない」
「いったいこれは何なんだ、ハンニバル?」
商品コンセプトに対する疑問だけでなく、「加齢不安を煽る商売」だという批判の声も。
「年を重ねることは本当は祝福すべきことで、しわや傷跡は毎日の生活の証。これは有害」
「女性のコンプレックスは何十億ドルもの産業で、有名人がそれを利用して稼ぎ続けている証拠だ」
さらに、「効果あるの?」「他に使い道あるのでは?」といった声も散見される。
「コラーゲンは肌に浸透しない。分子が大きすぎて、効果を得るなら飲むしかない。これって高価な圧迫ベルトに流行りワードを貼り付けただけじゃないの?」
「パートナーのいびき防止に効くか試すために買ってみようかと思ってる…」
だが、この騒ぎにとどめを刺したのは、あの“ハンニバル・レクター”本人だった。
同一商品か定かでないが、俳優アンソニー・ホプキンスが、実際にフェイスラップを装着した動画を自身のSNSに投稿。
「ありがとう、キム。どうか遠慮せずに、夕食においでなさい…」と不気味なコメントを添えた。動画では「ハロー、キム。もう10歳は若返った気分だ」と言い、映画さながらに口をすすって、「さようなら」と締めくくる。
もちろんファンは大盛り上がり。ホプキンスの動画は100万以上の「いいね!」を集め、コメントも3万4千件を突破した。カーダシアンもこのバズにすかさず便乗。インスタグラムのストーリーに動画をシェアし、「絶叫してます!!!!」と興奮を爆発させた。
なお『SKIMS』は、2019年に『KIMONO』というブランド名でスタートを試みたが、日本文化の盗用だなどといった批判が殺到。京都市長が直談判の書簡を送ったのが記憶に新しい。──キムの「話題づくり力」は今回も健在のようだ。