マンハッタンに初のパブリックビーチ誕生へ

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ハドソン・リバー・パーク・トラスト(Hudson River Park Trust)は31日、ガンズヴォート半島(Gansevoort Peninsula)の5.5エーカーの公共公園に、マンハッタン初のパブリックビーチを建設すると発表した。

ガンズヴォート半島は、ホイットニー美術館の西側、ガンズヴォートストリートの最先端にある。かつては衛生局の塩貯蔵庫として使用されていた。現在、ニューヨーク市消防局の水上隊がある。

ハイラインの造園建築会社が設計

ビーチの設計は、空中庭園のハイライン(High Line)やブルックリンのドミノパーク(Domino Park)で知られる造園建築会社ジェームズ・コーナー・フィールド・オペレーション(James Corner Field Operations)が選ばれた。

ニューヨークポストによると、ビーチ建設予算は9億ドル(約980億円)で、トラストが3つの空中権販売で確保した1億5,200万ドルと共に、ニューヨーク州、市及び民間資金によって賄われる。
2020年に着工し、2022年完成を目指す。開発担当者によると、ビーチは、単一の緑地としてはハドソンリバーパークの中で、最大面積になるという。

マンハッタンのビーチ構想は少なくとも1977年より存在したという。当初は、Hudson River Park Conservancyが、バッテリーパークから59丁目まで続く広範なビーチ建設が企画していた。

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市民水質検査プログラム(The Citizens Water Quality Testing Program)によると、マンハッタン西側の海水は、許容できないレベルの大腸菌で汚染されている。そのため、HRPTのマデリン・ウィルス(Madelyn Wils)最高経営責任者(CEO)は、 ビーチでの水泳は難しいだろうと述べている。