NYのステーキ名店「ピータールーガー」ミシュランスター失う

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ピータールーガー

ブルックリンの老舗ステーキハウス「ピータールーガー」が、ミシュランスターを失ったことがわかった

ピータールーガーの看板メニューは、フィレとニューヨークストリップ(サーロイン)の両方が味わえるポーターハウスステーキ。最上級のプライムビーフを乾燥熟成させたステーキは、オーブンで焼かれた後、ジュウジュウと美味しそうな音をたてながらテーブルに運ばれてくる。

観光客にも人気の高いレストランだが、最近では厳しい声も上がっていた。

ニューヨークタイムズの辛口批評家ピーター・ウェルズ氏は2019年に掲載した記事で、「勘定を済ませた後、騙し取られたという、揺るぎない感覚が残る」と酷評。サービスや肉の品質、焼き加減に言及しつつ「ニューヨークのベストステーキハウスというには程遠い」として、スターなしの評価「Poor」を下した。

なおタイムズの評価を見たピータールーガーのオーナーは、ウェルズ氏を「気まぐれな評論家」と批判。「何十年も最高品質のステーキを提供することに重点を置いている」と反論していた。

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ピータールーガーは昨年、東京の恵比寿に初の海外店舗をオープンした。年内にはラスベガスの「シーザーズパレス」で、国内で初めてニューヨーク以外の進出を予定している。

ブルックリン店の予約状況をオンラインで確認すると、2週間分はすでに埋まっており、人気は健在のようだ。すでに名声を確立したステーキハウスにスターは不要なのかもしれない。