NYランドマークのペプシコーラ看板に異変?住民困惑

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ロングアイランドシティーに設置されたニューヨークのランドマーク(歴史建造物)、ペプシコーラ(Pepsi-Cola)の看板に、ジェットブルー航空(JetBlue)のロゴが突如加わり、話題となっている。

Pepsi-Cola landmark
Photo by mashupNY

WSJによると、ジェットブルーのロゴは、ペプシコ(PepsiCo)とのパートナーシップを記念し、10月1日まで期間限定で設置されることとなった。ジェットブルーは、6月から機内で提供する飲み物を、コカコーラからペプシコブランドへと変更している。

歴史建造物に変更を加える場合、公聴会を開催し、市の歴史建造物保存委員会(LIC)による承認が必要となる。
しかしジェットブルーの看板に関しては、一時的な設置のため、規定によりLICのスタッフによるレビューのみで、建物の外観への影響はないとして承認された

ロングアイランドシティーに本社を置くジェットブルーのElizabeth Windramマーケティング担当副社長はamNewYorkに対し、ペプシコとのパートナーシップについて触れ「両社はともにニューヨークのブランドであり、多くの共通点があります。」と述べた。さらに「自社の看板が、ランドマークに影響を及ぼさないよう対策も講じました。」と加えた。

ガントリープラザ州立公園(Gantry Plaza State Park)に設置されたペプシコーラの看板は1936年に製作され、1940年からイーストリバーのペプシコのボトル工場に設置された。2016年7月に市の歴史建造物に登録されている。

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批判や疑問の声も

同地区を代表するジミー・ヴァン・ブラマー(Jimmy Van Bramer)市会議員は、「見てすぐ分かる重大な変更だ」WSJに語った。「看板は一時的でも設置するべきではない。」と非難している。

SNSでは「ランドマークではなく、ただのビルボードだ。」「これが許されるなら、自由の女神がビッグマックを持つこともできるのではないか。」と心配する声も上がっている。