NY市選挙 市政監督官にジュマーニ・ウィリアムズ再選、クイーンズ区検事長メリンダ・カッツ初当選

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ニューヨーク市では5日、市政監督官選やクイーンズ区の検事長選などの投開票が行われた。CBSニュースによると、今回初めて全ての有権者に期日前投票が認められ、10月26日から先週日曜日までの間に約25万票が投じられた。

ニューヨーク市政監督官には、現職のジュマーニ・ウィリアムズ(Jumaane Williams)氏(42)が73%の票を獲得。共和党候補のジョー・ボレッリ(Joe Borelli)市会議員(スタテン島)を破り再選を果たした。
ウィリアムズ氏は2月、ニューヨーク州の司法長官に当選を果たしたレティーシャ・ジェームス(Letitia James)氏の後任を選ぶ特別選挙で初当選を果たしている。

クイーンズ区の新検事長は、クイーンズ区長のメリンダ・カッツ(Melinda Katz)氏(53)が、共和党候補の元警察官ジョー・マレー(Joe Murray)氏を破り初当選を果たした。同職に女性が就任するのは初めてとなる。
カッツ氏は、検事長民主党予備選で、バーニー・サンダース上院議員やアレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員など進歩派が推薦する国選弁護人、ティファニー・カバン(Tiffany Cabán)候補と接戦を繰り広げ、55票の僅差で勝利を手にした。カッツ氏は、保釈金制度の廃止など刑事司法改革への取り組みを表明している。