ニューヨーク市保健局 大麻入り食品の販売禁止

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ニューヨーク市保健局(New York City Health Department、DOH)は、レストランやバーに対し、大麻から抽出されるカンナビジオール(CBD)を使用した食品や飲料の販売を禁止すると命じた。販売は、食品添加物としての安全性が確認できるまで禁止される。

保健局は1月よりCBD入り食品の禁止を開始し、レストランに対応を求めていた。Eaterによると、これまでにグラマシーパークのFat Cat Kitchenなど、5箇所で禁止が命じられた。

CBD食品は違法?

CBDは、テトラヒドロカンナビノール(THC)と作用が異なり、精神活性化する作用や、依存性などの症状は見られない。
トランプ大統領が署名し2018農場法案(Farm Bill)では、規制物質法(Controlled Substances Act, CSA)より、THC濃度が0.3%未満の大麻製品が除外された。同法案により、大麻入り食品の製造や、流通および販売は、合法とみなさる。
昨年より、ニューヨークでもCBD入りコーヒーやアイスクリームなどが既に販売されており、米コカコーラもCBD入り飲料の開発を検討すると発表している。

一方、米食品医薬品局(FDA)の法律では、大麻成分を添加した食品の販売は禁止されている。DOHは、FDAに従い販売禁止を行ったとされる。

DOHは、昨年インスタグラムで人気となった活性炭入りアイスクリームやドリンクの販売禁止を命じた


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