ニューヨークでは最近、バイクを使って歩行者に近づき、金品を奪う事件が頻発している。
ニューヨーク市警察の発表によると、27日午後12時半ごろ、グッゲンハイム美術館のある閑静な住宅地で、女性が被害にあった。歩道を電動バイクで走行してきた2人組の男が、突然バイクを止め、女性の首からネックレスを奪おうとした。女性は、足で蹴るなど激しく抵抗し、犯人を追い払った。ネックレスは奪われずに済んだが、女性は軽傷を負った。犯人らは20代とみられ、警察では犯人に関する情報提供を呼びかけている。
この前日の26日午後1時ごろ、ミッドタウンのチェルシー地区（208 ウエスト23ストリート付近）で歩道を歩いていた64歳の男性が、バイクに乗った3人組から高級腕時計のロレックスを奪われた。
監視カメラの映像には、犯人の1人がバイクから降りて、男性の腕から時計を奪ったあげく、突き飛ばす様子が撮影されている。盗まれた時計は、1万2,000ドル相当だったという。男性は軽傷を負った。
CBSニューヨークによると、6月にはブルックリンで、歩道を歩いていた女性が、電動バイクで近づいてきた2人組の男に、持っていたバッグを奪われた。
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クイーンズでは7月、1時間の間に3人の女性が、電動バイクに乗った2人組の男から金品をひったくられる事件が発生している。被害者の1人は、ナイフで脅され、携帯電話やデビットカード、身分証明書を奪われた。