拾うな危険!落ちた1ドル紙幣に警戒呼びかけ、米テネシー

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テネシー州ジャイルス郡の保安官室では、道端で折り畳まれた1ドル紙幣を見つけても拾わないよう、注意を呼びかけている。

6日に公式アカウントに投稿されたポスターによると、管轄区内にあるガソリンステーションで、床に落ちていた紙幣から白い粉末が見つかる事件が2件連続してあった。いずれも小さく折り畳まれた状態だった。検査にかけたところ、粉末はメタンフェタミンとフェンタニルという種類のドラッグだったことが判明した。

ポスターでは「これは非常に危険な問題」と警告。「事業所や遊び場の周辺で折り畳まれたお金を見つけても、拾ってはいけないと子供たちを教育してほしい」と呼びかけた。さらに1セント硬貨の横に致死量とされる粉末を置いた画像を並べ、いかに危険であるかを強調した。

メタンフェタミンは覚醒剤の一種。フェンタニルは合成オピオイドの一種で、激しい痛みやがん患者に処方される医療用のものは、モルヒネの50~100倍強力だとされる。近年、違法に製造され、ブラックマーケットで売られたフェンタニルに関連する死亡事故のケースが後を経たず、社会問題となっている。

CDCによると、2020年にフェンタニルを含む合成オピオイドの過剰摂取によって死亡した人数は5万6,000人を超え、2013年と比べ18倍に増加した。

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