MAGAハット高校生が先住民を侮辱?偏向報道で炎上。事の真相は..

トランプ大統領のスローガンMAGAロゴのキャップを被り、うっすらと笑みを浮かべる高校生と、先住民の男性が向き合い、周りで囃し立てる学生たちの動画が米国のソーシャルメディアを席巻した。この映像は、高校生らが、先住民を侮辱したとして、多くの非難を浴びた。

炎上した映像

騒ぎを受け、生徒の在籍するケンタッキー州のコビントン・カトリック高校(Covington Catholic High School)は謝罪表明を行った。
複数の報道によると、批判は収まらず、家族に殺害脅迫などが寄せられる事態に発展している。祝日明けの23日も、校内の生徒に危険が及ぶ可能性があるとして、休校となった。

別の事実が明るみに

その後ソーシャルメディアに投稿された別の映像からは、騒動の全容が明るみとなった。ケンタッキー州北部に在住の学生は18日、ワシントンDCのリンカーン・メモリアルで、毎年恒例の反中絶運動「マーチフォーライフ」を行っていた。

その場にいた黒人系イスラエル人のヒーブルー・イスラエル(Hebrew Israelites)の集団が、先住民に対して暴言を投げかけた。その後、マーチで通りかかった高校生にも叫び始めたという。

ヒーブルー・イスラエルの暴言に対し、高校生らは学校の応援歌で対抗。その後、両者の争いを収めるかのごとく、先住民でアクティビストのネイサン・フィリップ(Nathan Phillips)さん(64)が、太鼓を叩きながら、割って入った。
フィリップさんは、集団の中の1人ニック・サンドマン(Nick Sandma)さんの前で立ち止まった。2人は数分間対峙しており、その時の様子が動画に収められ、インターネット上で拡散された。

フィリップさんは、2つのグループの言い争いを目撃し、何かしなければと思い、スピリチュアルな歌でなだめようと、間に入ったとABCニュースに語った
「憎しみによって、国家が分断されているのを見ていました。無視して、その場を立ち去るべきだったかもしれないが、神への約束、若い青年や次の世代のために」行動に出たという。また、フィリップさんは、生徒らが軽蔑的な言葉を放ったと述べており、そのことを非難した。

フィリップさんは、今回の出来事を良い方向へと変えたいと考えており、「文化の盗用や、人種差別主義、多様な文化を尊重し、受け入れることについて話し合いたい。」と声明で発表し、地域の指導者や学生らと面会を希望した。

高校生のニックさんも声明を発表。「抗議する意図は決してなかった。彼とは言葉を交わしておらず、攻撃的なジェスチャーなど何ひとつしていない。彼が自分に向かってきたので、正直、びっくりして混乱していた。」とその時の状況を説明した。

この騒動について、トランプ大統領も21日朝「高校生らは、早急な判断によって不公平な扱いを受け、結果誤っていたことが分かった。メディアによって不名誉な扱いを受けた。」とツイッターでメディアを非難した。
翌日も「ニック・サンドマンとコビントン高校は、フェイクニュースの象徴となった。なんと不道徳なことか。」と再びツイートで述べた。