メトロポリタン美術館の屋上庭園で16日より、アレックス・ダ・コルテ(Alex Da Corte)氏のインスタレーション「As Long as the Sun Lasts」の展示がスタートした。

メトロポリタン美術館
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アーティスト、アレクサンダー・カルダー(Alexander Calder)氏がデザインしたモビールに、セサミストリートのビッグバードを加えたデザイン。高さは約8メートル。

マンハッタンのスカイラインを背景に、風でやさしく揺れる作品。大きなビッグバードは、7000枚のアルミの羽で覆われている。

メトロポリタン美術館
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Metによると、コルテ氏は1980年にニュージャージー州で生まれブラジルで育った。幼少の頃、ブラジル版セサミストリート「Vila Sésamo」を見ており、番組に出てくる鳥のマペット「Garibaldo」は、ブルーだったという。なお1985年の映画「Sesame Street Presents: Follow That Bird」では、ビッグバードがブルーに塗られるシーンが登場する。

作品のタイトルは、新たな探索の可能性について書かれたイタリアの小説作家イタロ・カルヴィーノ氏の短編集から名付けられた。展示は10月31日まで。

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コルテ氏はニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツでアニメーターを勉強し、フィラデルフィア芸術大学で版画の学士号を、エール大学で美術の修士号を取得した。映画やパフォーマンス、絵画、インスタレーション、彫刻など様々な媒体を使用した作品で知られる。
2019年のヴェネツィア・ビエンナーレ、2018年のピッツバーグのカーネギー・インターナショナルで作品を展示している。