サマーシーズン「メモリアルデー」NYおすすめイベント

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メモリアルデー USS Bataan バターン
©MashupReporter

本格的なサマーシーズンの到来を告げる米国の祝日「メモリアルデー」。今年は5月30日で、海軍兵士が市内各所でデモンストレーションを行う「フリートウィーク」やメモリアルパレード、コンサートなど多くのイベントが目白押し。メモリアル・ウィークエンドの楽しみ方を一挙紹介。

メモリアルデーとは

メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)は、戦死した兵士を追悼するための祝日。毎年5月の最終週の月曜日と定められている。1886年にニューヨーク州ウォータールーで、南北戦争で亡くなった兵士を偲ぶため、墓地に花などを供えたのが始まりとされる。ウォータールーは1966年、メモリアルデー発祥の地と宣言された。

fleet week memorial day
(Glynnis Jones / Shutterstock.com)

メモリアルデーの楽しみ方

  • 米海軍の軍人や海兵隊、沿岸警備隊約3,000人がニューヨークを訪れ、タイムズスクエアや911メモリアルなど、市内各所でまざまなデモンストレーションを行う「フリートウィーク」(Fleet Week)が3年ぶりに開催される。「ビッグ5」と呼ばれる強襲揚陸艦「バターン」(USS Bataan)をはじめ、防護巡洋艦「ミルウォーキー」 (USS Milwaukee)などが、ハドソンリバーをパレードし、ピア88やスタテンアイランドのホームポートピアに停泊する。軍艦の公開ツアーや、イントレピッド海上航空宇宙博物館でイベントが行われる。
メモリアルデー オスプレー
バターンで展示されたオスプレイ©MashupReporter
  • 今年で155年目を迎える「ブルックリンメモリアルデーパレード」。30日午前11時からスタートするパレードは、ベイリッジの78ストリート&3アヴェニューからスタートし、マリン・アベニューから4アヴェニューを経由して、ジョン・ポール・ジョーンズ・パークの101ストリート&4アベニューまで行進する。
  • サウスシーポート美術館では、大型帆船「ウォータールー」を一般公開する。5月27日から29日午前11時から5時まで入場無料(要予約)。
  • イントレピッド海上航空宇宙博物館では、毎週金曜日の夜、無料の映画上映会を開催する。午後5時ドアオープン、8時半までに要入場。
  • コニーアイランドやロッカウェイ・ビーチなど市内のパブリックビーチでは海開きが行われ、海水浴シーズンがスタートする。
  • トム・クルーズ主演『トップガン マーヴェリック』が27日に全米公開。1986年の大ヒット映画の続編で、米海軍の全面協力によって撮影された、ド迫力の戦闘機飛行シーンに注目が集まる。
  • セント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂では、ニューヨーク・フィルハーモニックが、恒例のメモリアルデーコンサートを開催。(30日午後7時、入場無料)
  • ブルックリンのサンセットパークにあるグリーンウッドセメタリーでは、メモリアルデーコンサートを開催。(30日午後2時30分から4時30分)
  • ガバナーズアイランドでは、日本のカルチャーを楽しむ「夏祭り」を開催。お好み焼きなどの屋台が出店するほか、阿波踊りなどに参加できる。(28日午後12時から午後6時まで)
  • ホテルのルーフトップバーやプールで夏を満喫。
  • フードマーケットで地元グルメに舌鼓。毎週日曜日に開催されるブリックリンのスモーガスバーグのほか、クイーンズでは、毎週土曜日にナイトマーケットが開催される。