投資ファンド大手アポロ創業者 ロシア人モデルにエプスタインと性行為要求か

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米投資ファンド大手アポロ・グローバル・マネジメントの共同創業者レオン・ブラック(69)氏から性的虐待を受けたと告発した元モデルのロシア人女性が、新たに、ジェフリー・エプスタイン被告と性行為をするためにフロリダに連れて行かれたことがあったと告白した。

Foxビジネスによると、6月に名誉毀損でブラック氏を提訴したガゼル・ガニーヴァ(Guzel Ganieva)氏は、9日に提出した修正訴状の中で、2008年、当時エプスタイン被告がフロリダの刑務所に収監されていた頃、ブラック氏にプライベートジェットでパームビーチにつれていかれ、オフィスのような部屋にブラック氏とエプスタイン被告と3人にさせられたと述べた。

エプスタイン被告は数十人の少女にマッサージや性行為をさせたとして、フロリダ州で2007年に起訴された。翌年、連邦検察と司法取引を行い、2件の買春勧誘罪を認め、13カ月間服役した。ただし、エプスタイン被告は服役中、週6日12時間、刑務所を出てプライベートオフィスで仕事を許可されていた。2019年7月には、少女らを性的搾取の目的で人身取引したとして、ニューヨーク南部地区連邦検事局によって逮捕、起訴されたが、勾留中に自殺をはかり死亡した。

訴状によると、ブラック氏とエプスタイン被告は「ほぼ仰向け」で、ガニーヴァ氏がまたがるのを待っているかのようだったといい、ブラック氏は、ガニーヴァ氏にエプスタイン被告との間に横たわって欲しいとアイコンタクトをしたという。

ガニーヴァ氏は、性行為を断ったが、エプスタイン被告のアシスタントから事前に、二人は「セックス中毒」で、満足させなければ、それなりの結果が待っていると忠告をうけていたという。数時間後、怒ったブラック氏は、自身のプライベートジェットでガニーヴァ氏とともにニュージャージー州に戻ったという。

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2人の問題が明るみに出たのは3月。ガニーヴァ氏はツイッターの投稿で、ブラック氏から複数年にわたって性的嫌がらせと虐待を受けてきたと明かした。

これに対して、ブラック氏は不倫関係を認めつつ、疑惑は「完全に捏造されたもの」と反論。さらに、ガニエーヴァ氏からゆすりを受け、金銭を支払ったと主張した。

ガニーヴァ氏は6月、ブラック氏のコメントによって職業および経済的な損害を被ったとして、名誉毀損でブラック氏を提訴。訴状では、2014年に受けたレイプなどについても詳細を明かした。

これを受け、レオン氏もまた、名誉を棄損されたとしてガニーヴァ氏を提訴している。

今年1月、アポロ社は調査の結果として、ブラック氏が2012年から2017年の間、エプスタイン被告にアドバイス料として1億5,800万ドルを支払っていたことが判明したと発表した。この2か月後、ブラック氏は当初の予定を早めてアポロ・グローバル・マネジメントのCEOおよび会長職を退いた。