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「でっち上げではない」ヘイトクライム自作自演疑惑の米俳優が証言

ヘイトクライムをでっち上げ、警察に虚偽の報告をしたとして起訴された俳優ジャシー・スモレット。全米の注目を集めている公判の6日目、スモレット自らが証言台に立ち、「でっち上げはなかった」と狂言疑惑を否定した。

2019年1月、FOXドラマ「Empire 成功の代償」に出演していたスモレットが、憎悪犯罪の被害に遭ったと通報があった。スモレットは警察の調べに、マスク姿の男2人から暴行を受けた上に、化学薬品をかけられ、首に縄をかけられたと証言。また、犯人らが人種差別かつ同性愛者を嫌悪する言葉を叫んだほか、「これがMAGAの国だ」と怒鳴ったなどと話した。

警察はその後、ナイジュリア出身の兄弟2人(アビンボラ・オスンダイロとオラビンホ・オスンダイロ)を拘束した。しかし、2人の話から、スモレットが金銭を支払って仕組んだ自作自演であった疑いが浮上。2月には、被害者の立場から一転、虚偽報告や治安紊乱行為など16件の罪で起訴された。起訴は一旦取り下げられたが、同年6月、クック郡裁判所の判事から任命された特別検察官が、不起訴の正当性を調査し、6つの治安紊乱行為の罪で再び起訴された。

AP通信によると、数時間にわたって証言を行なったスモレットは、終始落ち着いた様子だったという。事件について、2019年1月29日の午前2時頃、サンドウィッチを購入して、歩いて帰宅する途中、背後から人種差別的で、同性愛嫌悪の罵声を浴びせられたと説明。振り返ると、男が近づき、暴行を加えたと述べた。犯人と取っ組み合いとなる間、もう1人の男から蹴るなどの暴行を受けたと語った。

ニューヨークポスト紙によると、事件から約一時間後、警察がアパートに到着した際に首輪を外していなかった理由について、通報した友人で振付師のフランク・ガストンによる助言だったと説明。「フランクが、証拠をそのままにしておくため、戻すよう話した」と語った。

↓警察がスモレットのアパートに到着した時の様子

自分から通報しなかったのは、これまで経験がなく、黒人であり、警察を信頼していないからだったと主張した。また「ボクサーの役もしたい。スーパーヒーローも演じたい。爆破する役もしたい」と述べ、今後の役柄に悪影響がでることを懸念したためだと話した。

CNNキャスターから助言

捜査官への携帯電話の記録の引き渡しに不安を感じた背景に、CNNのホストのドン・レモンから連絡があり、シカゴ警察がスモレットの話を信じていないと伝えられたためだと話した。

加害者と性的関係

オスンダイロ兄弟は、憎悪犯罪を実行する代わりにスモレットから3,500ドルを受け取ったとしているが、スモレットは、栄養剤とトレーニングのアドバイスの代金だったと主張した。

アビンボラ・オスンダイロとは、ゲイ浴場で一緒にドラッグをして、一緒にマスターべーションするなど性的関係を持ったことを明かした。なお、オスンダイロは、ヘテロセクシュアルであることを明かしている。ゲイ浴場に一緒に訪れたことは認めているが、マスターベーションはしていないと証言している。

証言では、ドラマの給与も明らかにした。2014年の出演時は、1エピソードあたり2万7,000ドルから2万8,000ドルだった。シーズン2のヒットを受けて、再交渉した結果、シーズン3では1エピソードあたり8万ドルに跳ね上がり、シーズン4で9万ドル、途中で降板したシーズン5では10万ドルを受け取った。シーズン1は10エピソードだが、それ以降は18エピソードで構成されている。

なお、警察は当初、自作自演の動機について、給与に不満があり、有名になるためだったと主張していた。

7日は、引き続きスモレットに対する反対尋問を予定している。

NBCによると、スモレットの罪状は、有罪となれば禁錮3年に処される可能性があるものの、犯罪歴がなく、誰も危害を受けていないことから、実刑の可能性は低い。代わりに、保護観察処分を受け、おそらくコミュニティサービスを命じられるだろう伝えている。

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