「ダラス・バイヤーズ・クラブ」監督が急死、山小屋で心臓発作か

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映画「ダラス・バイヤーズ・クラブ」やドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」を手がけたカナダ人監督ジャンマルク・ヴァレ(Jean-Marc Vallée)氏が、急死したことが分かった。58歳だった。

死因については、発表されていない。情報筋はDeadlineに対し、亡くなったのはクリスマスの夜で、ケベック市郊外の山小屋の中で、心臓発作を起こした可能性があると語っている。

ヴァレ氏は、フィットネスに熱心なことで知られ、極寒の中で、長く息を止めるヴィム・ホフ(Wim Hof)のエクストリーム呼吸法を実践していたという。

ヴァレ氏は、エミリー・ブラント主演の「ヴィクトリア女王 世紀の愛」(2009)でハリウッドの注目を浴びた。エイズの活動家、ロン・ウッドルーフ氏の実話を基にした「ダラス・バイヤーズ・クラブ」(2013)は、アカデミー賞6部門でノミネート。マシュー・マコノヒーが主演男優賞、ジャレッド・レトが助演男優賞を受賞した。
ニコール・キッドマンやリース・ウィザースプーン主演のHBOドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」(シーズン1)で、エミー賞を受賞するなど今後の活躍が有望視されていた。

ジャスティン・トルドー首相をはじめ、共演者や監督らが追悼のメッセージをSNSに投稿し、早すぎる死を悼んだ。

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