自分たちの境遇にそっくり?ヘンリー王子とメーガン妃、ベストセラー小説の映画化権を獲得か

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ヘンリー王子とメーガン妃は、Netflixとの新たなプロジェクトとして、映画製作に乗り出したという。

英紙サンは、夫妻が、カナダ人作家カーリー・フォーチュン(Carly Fortune)氏のベストセラー小説「Meet Me at the Lake」の映像化権を獲得したと報じた。30代の男女のラブストーリーで、夫妻の「実生活での体験を彷彿とさせる」内容だという。

小説の主人公は、「幼少期に交通事故で親を失ったトラウマ」や、「産後うつのメンタルヘルスに関する葛藤」を抱えており、親しい友人との破局や、ドラッグの使用なども描写に含まれているという。小説の舞台もカナダのトロント付近で、メーガン妃の出世ドラマ「スーツ」が撮影された場所とも重なる。

小説は今年5月に発売され、ニューヨークタイムズのベストセラーに2週連続でランクインした。小説の出版元は、ヘンリー王子の「スペア」と同じ、ペンギン・ランダムハウス社だという。

関係者はサンに、夫妻は小説のテーマの「とりこになった」と語っている。夫妻の製作会社アーチウェル・プロダクションは、380万ドル(約5.5億円)を投じて、映画化権を購入した可能性があるという。

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PageSixは、今回の映画化権の獲得について、「自己中心的で、被害者王の頂点に自らを置き続けるという、うんざりとする熱意のあらわれ」と指摘。「自分たちの経験を超えた世界について考えが及ばず」、他人の作品を通じて「自分たちが入念に作り上げた物語をただ洗浄しているだけ」と批判した。

ヘンリー王子夫妻とNetflixは2020年、複数年にわたり、1億ドルの契約を締結したと伝えられている。これまでに、ドキュメンタリーシリーズとしては過去最高の視聴時間を記録した「ハリー&メーガン」や、ネルソン・マンデラに着想を得て製作された番組「Live to Lead」が放送されてきた。来月には、傷痍軍人のためのスポーツ大会「インヴィクタス・ゲーム」をテーマにした番組が配信される。