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「次回は刑務所行き」がん患者脅した判事が謝罪

住宅周辺の雑草の手入れを怠ったとして違反切符を受けた男性への対応が、司法官の基準を満たすものではなかったとして、ミシガン州の判事が謝罪声明を発表した。

ミシガン州第31地区裁判所のアレクシス・クロット判事は10日、オンラインで行われた審問で、ブルハン・チョードリーさん(72歳)に違反金100ドルの支払いを命じた上、「恥を知れ」と罵声を浴びせるなどした。

2010年にバングラデシュから一家で移住したブルハンさんは、3年前から悪性リンパ腫を患っている。同席した息子のシバーさんによると、高血圧や心臓にも問題を抱えており、移動も困難な状態だという。

状況の理解を求める親子に、クロット判事は「恥を知れ」と一喝。「刑務所に入れることができるなら、そうする」と厳しい態度を示した。審問の最後には、「ここに戻ってくるならば、刑務所に行くことになる」と攻撃的な発言を繰り返した。

この様子はSNSでシェアされ、非難が殺到。解任を求める署名活動に23万件を超える署名が集まり、移民の擁護団体や人権弁護士からも批判の声が上がった。

アジア・太平洋諸島系アメリカ人の支援団体、APIA Vote-MIのディレクターで、チョードリーさんと同じ、ハムトラムクに暮らすレベカ・イスラム氏は、地元メディアの取材に、英語が母国語でない両親を助けるため、一緒に出廷した過去に言及。「裁判官に脅迫され、通訳すらしてあげることができなかった」と振り返り、「これがコミュニティで起きていることを知っていたが、これまで公のプラットフォームで晒されることはなかった。見るのも不快だ」と語った。

デトロイトプレスによると、ハムトラムクは41%が移民で構成されている。

移民比率は全米で最高水準で、昨年の市長および市議会議員選の候補者の一部は、選挙活動中、母国語を話す市職員の採用や、厳格に取り締まる代わりにコミュニケーションを拡充するべきと訴えていた。

クロット判事は声明で、「私は間違いを犯した。軽率な振る舞いであり、恥ずかしく思う」と過ちを認め、「出廷した当人とコミュニティ全体に対して、司法官に求められる高度の基準を満たせなかったことを謝罪する」と発表。問題を当該機関に報告する「法的義務はない」と前置きを入れつつ、「司法在職委員会に、自身の行いを自ら報告した」と明らかにした。

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