バイデン氏は2期目終わるまで生きてない、共和党候補者が主張

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次期大統領選への出馬を表明しているサウスカロライナ州のニッキー・ヘイリー元知事(共和党)は、バイデン大統領は再選しても、任期をまっとうできないと主張した。

FOXニュースのインタビューに出演したヘイリー氏は「事実として言えることは、バイデンに投票するならば、本当にハリス大統領を当てにしていることになる」と主張。「なぜならば、彼が86歳まで生きられるという考えは、ありえないことだと思うからだ」と語った。

トランプ政権で国連大使をつとめたヘイリー氏(51)は2月に出馬を表明した直後に開いた決起集会で、「私の思い描くアメリカでは、終身の政治家はもういない。(中略)75歳を超えた政治家には精神能力検査を義務付ける」と宣言。世代交代の必要性を訴えた。

現役の大統領として最高齢のバイデン氏は今週、再選出馬を表明した。当選した場合、2期目を82歳でスタートすることになる。予備選でヘイリー氏の前に立ちはだかるトランプ前大統領も、すでに76歳を迎えている。

ヘイリー氏のこうしたアピールが、どれほどの支持率獲得につながるか不明だ。

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Five Thirty Eightが集計した世論調査の平均によると、ヘイリー氏の支持率は一桁台を推移している。現時点で4%で、トランプ氏の51%に及ばないどころか、まだ出馬していないが、2位のフロリダ州のデサンティス知事(23.8%)からも大きく離されている。現時点で出馬を表明した中には、二人の他に、アーカンソー州のエイサ・ハッチンソン前知事(72)、実業家のヴィヴェック・ラマスワミ氏がいる。マイク・ペンス前副大統領も6月には出馬するかどうかの判断を下すとしており、共和党の予備選は混戦が予想されている。