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ギレーヌ・マクスウェル被告 公判初日 「ロリータエクスプレス」機長が証人に

ギレーヌ・マクスウェル被告の公判が29日、マンハッタンのサーグッドマーシャル連邦裁判所で幕を開けた。

故ジェフリー・エプスタイン元被告の元恋人で、仕事上のパートナーだったとされるマクスウェル被告(59)は、未成年の少女らを、勧誘、手なずけ、エプスタインによる性的虐待を助けたとして、昨年7月に逮捕、6つの罪で起訴された。

abcニュースによると、陪審団には男性5人、女性7人が選任された。

ララ・ポメランツ連邦検察官は冒頭陳述で、「ジェーン(匿名の意)という若き女性について話をしたい」と、被害者の1人に言及。14歳だった1994年にサマーキャンプでエプスタインとマクスウェル被告に出会い、電話番号を交換したのが「その後数年間におよぶ悪夢のはじまりだった」と述べ、マクスウェル被告が手なずけ、「エプスタインの手による虐待的性行為を常態化させるのを助けた」と話した。裁判で、ジェーンを含む、起訴状に記された4人の女性が証言台に立つことを明らかにした。

判事は、4人の女性うち3人について、プライバシー保護のために仮名で証言することを認めている。もう1人の告発者、アニー・ファーマーさんは自身の名を公表している。

ポメランツ氏は「この男と女は、プレデターだ」と非難。「彼女は少女らの身に何が起きているのかを知っていた。それがなされている時に、彼女が部屋にいたこともあったのだ」と語った。

弁護側 被告は「スケープゴート」

一方、弁護側は、告発女性の記憶は信頼できないことを明らかにする意向を示した。ニューヨークタイムズによると、弁護人のボビ・C・スターンハイム氏は、陪審団に対して、告発者の記憶は「信頼できな疑わしい」ものと示唆。記憶は年月とともに「破損」し、絶え間ないメディアの報道によって「汚染」されている可能性があると述べた。さらに、告発は、エプスタイン遺産財団に民事訴訟を起こして「ジャックポットを当てたい」と、大金を得たい欲望に動機付けられたものとの考えを示した。

また、裁判にかけられたマクスウェル被告は、自殺をしたエプスタインの「スケープゴート」にされている主張。自殺によって、多くの人々に「正義を追求する上で、ぽっかりと空いた穴」が残されたと話し、マクスウェル被告は「穴埋め」だと説明した。

「あの椅子の空白を埋めるためだ」と加え、「エバがアダムにリンゴを勧めたとされて以来」、「男の悪い行いは、女のせいとされてきた」と訴えかけた。

裁判を傍聴したアーティスト、アンドレア・シェパードさんが描いたイラスト。マクスウェル被告はベージュのカシミアセーターに、黒色のズボン姿で出廷。

この日、検察側の最初の証人として、エプスタインのパイロットだったラリー・ヴィソスキ氏が証言台に立った。

1991年から2019年にエプスタインのもとで働いたヴィソスキ氏は、エプスタインとマクスウェル被告の関係を「カップルのよう」と描写。写真を示しながら、ニューヨーク、パリ、ヴァージン諸島、フロリダのパームビーチ、ニューメキシコのサンタフェを、ゲストを乗せて航行したことを説明したという。

ヴィソスキ氏によると、4日に1度は飛行していたという。エプスタインのプライベートジェットの一つは、若い女性や少女らを乗せて移動していたことから、「ロリータ・エクスプレス」と呼ばれていた。これまでクリントン元大統領を含む、政財界の大物やハリウッドの著名人が搭乗したことが、明らかになっている。

公判は、少なくとも6週間続くという。

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