ワクチン接種、高齢者は後回し。ガバード下院議員が非難

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2020年大統領選の民主党の予備選に出馬したトゥルシ・ガバード(Tulsi Gabbard)下院議員(ハワイ州)(38)は21日、ワクチン接種に関して、若手議員やエッセンシャルワーカーが高齢者よりも優先されているとツイッターで非難した。

民主党の若手左派アレクサンドリア・オカシオ・コルテス(Alexandria Ocasio-Cortez)下院議員(ニューヨーク州)(31)は18日、インスタグラムでワクチンを受ける様子をライブ配信。フォロワーに対し、ワクチンを推奨していた。

ガバード氏は「高齢者は最も脆弱であると主張してきた米疾病対策センター(CDC)は、年配の国民は重要でないと決定付けた。彼らは若くて働くことができる1億人の”(電話会社や酒店で働く健康な人々などの)エッセンシャルワーカー”が、祖父母よりも先にワクチン接種を受けるよう推奨している」と述べ「不道徳で、悪しき健康政策だ」と非難した。
さらに「ワクチンを受ける計画をしていたが、脆弱な人々を優先する」と表明。65歳未満で健康な若手議員に賛同を呼びかけた。

これに対し、共和党の若手マット・ガエツ(Matt Gaetz)下院議員(フロリダ州)(38)は同氏に賛同するとツイートで表明した

ガバード氏の主張に対し、ネットでは「シニアを守ろうと言いながら、いざワクチンの段階になると、公平性が重要だと言い始めた」とガバード氏に同意を示す声が上がる一方、エッセンシャルワーカーからは「マスクを着用しないカレンたちのせいで、怯えながら生活している」「われわれは毎日外に出て高い感染リスクにさらされている。高齢者は自宅待機できるだろう」と反発する声が上がっている。

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現在バイデン次期大統領(78)のほか、マイク・ペンス副大統領(61)、ナンシー・ペロシ下院議長(80)、ミッチ・マコーネル上院院内総務(78)らがワクチン接種を受け、国民に安全性をアピールした。
なおトランプ大統領は、10月に新型コロナウイルスに感染しており、抗体があるため、すぐにワクチン接種は受けないとしている。