人懐っこすぎる犬、泥棒に「なでて〜」

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飼い犬のゴールデンレトリバーが、自宅から自転車を盗もうとした男を発見。「なでて〜」と甘える姿が話題となっている。

地元警察によると、事件があったのは先月15日午後10時40分ごろ、カリフォルニア州サンディエゴにあるパシフィックビーチ付近の民家。バックパックにショートパンツ姿の男は、ガレージから1300ドル(約18.5万円)の電動自転車を盗んだという。

公開された監視カメラには、男性がガレージから自転車を持ち去ろうとしたところ、犬が尻尾を振りながら駆け寄る様子が撮影されている。

男は「やあ、バディ」と言いながら、ガレージに戻って自転車を止めた。「君は見た中で一番クールだ。こっちへおいで。僕も好きだ」と言いながら、犬をナデナデ。マッサージをしながら「パパはどこだい?ガレージを開けっ放しにしておくのは良くないよ」とつぶやくと、犬はお腹を見せながら、寝そべった。今度は大声で「パパー、どこだいー?」と呼ぶと、今度はペロペロと男の顔を舐め始めた。男は「大好きだよ。ハハ」と言って再び撫でた後、自転車を持ち去った。

映像は、犬が男を追ってガレージを出ていく場面で終わる。

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サンディエゴ警察は地元テレビ局に、「極めて特殊な状況」と説明しつつ、映像を公開したことで「何らかの手がかりが得られることを望んでいる」と語っている。

泥棒に対して、無邪気すぎる飼い犬を見たネットユーザーからは、「うちのゴールデンレトリバーも泥棒が入ったら、荷造りを手伝ってしまうに違いない」「この世で最もかわいい犬だが、番犬としては最悪」「ゴールデンレトリバーにとっては見知らぬ男ではなく、まだ出会ったことのない親友なんだということがわかった」など、人懐っこすぎる性格に、仕方がないとの声が上がった。

また「彼は男のDNAを採取したはずだ」といった指摘や、「少なくとも犬を傷つけたり、盗んだりしなかった」と泥棒を擁護するコメントも投稿されている。