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米テキサス州エルパソ銃乱射事件。犯行前に声明投稿か?クルシウス容疑者とは

米南部テキサス州エルパソ(El Paso)市のシエロ・ビスタ・ショッピングモール付近のウォルマートで、現地時間3日午前10時半過ぎ、銃乱射事件が発生。20人が死亡、26人が負傷した。
捜査当局は21歳の白人男性、テキサス州ダラス郊外、アラン(Allen)在住のパトリック・クルシウス(Patrick Crusius)を拘束した。

エルパソ地区のジェイミー・エスパルザ(Jaime Esparz)検事は、州における殺人罪で死刑を求刑する予定だと述べた。
また、テキサス州西部地区のジョン・バッシュ(John F. Bash)連邦政府検事は、連邦法の憎悪犯罪および武器の不法所持容疑での訴追を検討していると述べた。バッシュ検事は、今回の攻撃を国内テロとして扱うとしている。

クルシウス容疑者とは?

クルシウス容疑者は、プレイノ(Plano)高等学校を2017年に卒業後、コリン大学(Collin College)に2017年から2019年まで在籍していた。
元近隣住民の一人は、「中学、高校時代はいつも一人でバスに座っている極端に孤独な人物だった。」と述べ、「バンドに加わったり、スポーツを行う子供たちのことを否定的に話していた。」と、LAタイムズに語っている。他人と対話することはなかったという。

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AP通信によると、クルシウス容疑者は、リンクトインのページに食料品を袋詰めする仕事を登録しており、コメントに「生活に必要なもの以上に、何もやるきがない。仕事にはうんざりしている。」と書きつつ、IT仕事に軽度の関心を示していた。スキルには「特になし」と記入していたという。

両親は2011年に離婚している。母親は1990年からテキサス州で看護師として働いており、父親は有資格のセラピストであり、同時に未成年へのアルコール教育プログラムのインストラクターだという。

犯行声明をオンラインに投稿か

事件発生の約20分前、クルシウス容疑者によるものとみられる声明文書がオンラインフォーラムの8chに投稿されており、連邦捜査局(FBI)が容疑者との関連を調査している。

4ページの声明文は「不都合な真実」(Inconvenient Truth)と題され、2,300文字にわたって、犯行の動機などがつづられている。

「クライストチャーチ銃乱射犯とその声明を支持している」と、今年3月にニュージーランドのクライストチャーチで発生したモスクを狙った白人至上主義者による銃乱射事件に関して言及。自身の犯行について「テキサスにおけるヒスパニックの侵略への対応。」「文化的、民族的置き換えから国家を守る」と述べた。

ヒスパニックコミュニティを標的とするにあたり、自身が影響を受けたものとして、フランスの作家ルノー・カミュ(Renaud Camus)の「Great Replacement」を挙げた。

さらに、政治や経済的な理由についても言及。今後、ヒスパニックの人口比率が高まり、米国は将来、民主党一党支配になると主張。国境開放や不法移民への無料保険などの政策を推進するだろうと述べている。民主党だけでなく、共和党も批判している。
雇用消失の最大の問題は「オートメーション化」とし、「数百万人の不法移民や合法移民を流入させるのは理にかなわない」と主張した。

人種の融合に反対し、人種別のテリトリーにアメリカを分割するのが最良の解決などと語っている。

文書では、セキュリティーの低い標的を攻撃しなくてはならないと述べるなど、現場の選定理由につながる発言もみられる。
自身の考えは、トランプ大統領の就任以前からあったと述べ、「メディアは私を白人至上主義だと呼び、トランプのレトリックを責めるだろう」と加えた。

今年251件目の銃乱射事件

翌4日には、オハイオ州デイトン(Dayton)で銃乱射乱射事件が発生し、9人が死亡、26人が負傷した。
非営利団体、Gun Violence Archiveによると、エルパソとデイトンで発生した銃乱射事件を含めると、今年で251件目となる。2019年に発生した銃撃事件は33,028件となり、8,734人が死亡、18,308人が負傷している。

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