トランプ氏、次の商材は「バイブル」

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トランプ前大統領は26日、カントリー歌手リー・グリーンウッド氏とコラボした聖書「ゴッド・ブレス・ザ・USA」を販売すると発表した。

トランプ氏の友人で支持者のグリーンウッド氏は、MAGA集会でお馴染みの同名の愛国歌「God Bless The USA」で知られる。

トランプ氏はTruth Socialのアカウントで「ハッピー・ホーリー・ウィーク!アメリカに再び祈りを(レッツ・メイク・アメリカ・プレイ・アゲイン)」と挨拶。「聖金曜日とイースターに向けて、God Bless The USAバイブルをゲットしよう」とファンに購入を呼びかけた。

ビデオメッセージでは「多くの人々は聖書を読んだことがなく、アメリカ人としての自由と権利についても知らない。また、われわれはいかに、これらが失われつつあるか分かっていない」と指摘。「宗教とキリスト教は、この国で最も欠けているものだ。それらを早急に取り戻す必要がある」と主張した。「われわれの国が機能していない」のは、宗教心が欠如しているせいだとも語っている。

トランプ氏の説明によると、レザー調のブラウンに国旗のエンボス加工が施されたカバーの聖書は、ジェイムズ王訳で、「読みやすい大きな活字」が特徴だという。聖書のほかに合衆国憲法や独立宣言、権利章典、忠誠の誓いのほか、グリーンウッド氏が手書きした「God Bless The USA」歌詞が含まれるなど、盛りだくさんだ。

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値段は$59.99(9,100円)で、一般的な聖書よりも10倍近く高い。現在、専門サイトGodBlessTheUSABible.comで予約を受け付けている。これから印刷するのだろうか。オーダーから発送までには4-6週間かかるという。なお、聖書の販売は、再選キャンペーンとは無関係とうたっている。

トランプ氏はビデオで、「アメリカ人なら一家に一冊聖書が必要だ。私の家にもたくさんある。お気に入りの本だ」と語った。ニューヨークポスト紙によると、同氏は2015年、支持者に対し、自身の著書「トランプ自伝」(The Art of the Deal)は2番目に好きな本で、1番は聖書だと宣言していたという。

NFTトレカからマグショットTシャツ、金ピカスニーカー、バイブルまで次々と新たなアイテムをドロップするトランプ氏。さらにTruth Socialがウォール街デビューを果たすなど、どうやらビジネスは順調なようだ。