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トランプ大統領の元弁護士に禁錮3年 NY連邦地裁が判決

ニューヨークの連邦地方裁判所は12日、トランプ大統領の元私設弁護士、マイケル・コーエン(Michael Cohen)氏に対し、禁錮3年の実刑と139万ドル(約1億5,700万円)の返還および50万(約5,600万円)ドルの追徴金、罰金5万(約560万円)ドルの支払いを命じた。

コーエン氏は8月に脱税や違法な献金への関与など8つの訴因で罪を認めていた。さらに、先月29日には、ロバート・モラー特別検察官の進めるロシア捜査に関して、議会に偽証をした罪を認めていた。

出廷したコーエン氏は「本日は、私に自由が戻る日です。」と判事に語り、「私は、その商才に深い敬意を抱いていた不動産業界の有力者の仕事を引き受けて以来、個人的、精神的にも監禁された生活を送ってきました。」と10数年におよぶトランプ氏との関係を振り返ったという。また、先月トランプ大統領がコーエン氏を「弱い人間」と評したことについて、コーエン氏は自身の弱さを認めつつ、その理由については「彼の汚い行いを隠蔽するのが私の義務であると何度も感じてきた」とトランプ氏に加担せざるを得なかったことが、自身の弱さであると語った。

トランプ大統領は、コーエン氏がモラー特別検察官に有罪を認め、捜査協力を約束したことについて、コーエン氏を「弱い人間」と述べ、刑を免れるために嘘をついたなどと語っていた。

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ニューヨークの連邦検察は、7日に裁判所に提出した資料で、コーエン氏のロシア捜査への協力を認めつつ、従来型の協力証人には該当しないと述べ、量刑ガイドライン(51ヶ月から63ヶ月の禁錮刑)を反映した判決を要求していた。

一方で、コーエン氏の代理人は先月、連邦検察に対する協力を理由に、執行猶予を求めていた。

5万ドルの罰金は、ロシアのトランプタワー建設に関し、検討時期などについて議会に偽証した罪に関わるもので、判事は「国家の重要事案に関し、議会への偽証がもたらす害の重さを認識」させるためと述べたという。3年間の禁錮期間のうち、2ヶ月分は議会への偽証によって課せられたものだという。

コーエン氏が有罪を認めた違法な献金について検察は、トランプ氏の指示であると主張している。トランプ大統領との関係の口止め料としてポルノ女優のストーミー・ダニエルズ(Stormy Daniels)氏と元プレイボーイモデルのカレン・マクドゥーガル(Karen McDougal)氏に対する支払い額が、選挙活動を規制する法律に抵触したいうものだが、トランプ大統領は支払いの性質を「単純な個人的支払い」と主張。11日、ロイター通信に対して「まずはじめに、政治活動の献金ではない。しかし、もしそうならば、ただの民事だ。さらに民事訴訟となったとしても、我々の行いについてはいかなる違反もない」と語った。

7人目の有罪判決

モラー特別検察官の捜査によって、これまでに7人に対し有罪判決が下されており、うち4人が禁固刑の実刑判決が下されている。

有罪となった人物は、外交政策顧問のジョージ・パパドプロス(George Papadopoulos)及び、マイケル・フリン(Michael Flynn)前大統領補佐官、ポール・マナフォート(Paul Manafort)元選対本部長、マナフォート氏の部下リック・ゲイツ(Rick Gates)、偽の銀行口座をロシア人に販売していたリチャード・ピネード(Richard Pinedo)、偽証で逮捕されたオランダの弁護士アレックス・ファン・デア・ズワン(Alex van der Zwaan)、マイケル・コーエン。

うち、パパドプロスとピネード、ファン・デア・ズワン、コーエンの4人は禁固刑を命じられた。

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