今月即位したチャールズ新国王が、自身が職務不能になった場合に臨時で代役を務める王室メンバーから、ヘンリー王子などを除外する可能性がささやかれている。

1937年制定のRegency(摂政)法では、病気や不在などの理由で公務を執行できない場合、君主は勅許状をもって「カウンセラー・オブ・ステート」と呼ぶ臨時の代役を指定し、公務を部分的に委任することができるとしている。カウンセラー・オブ・ステートには国王の配偶者と、21歳以上の王位継承者の上位4人がこれに含まれる。

エリザベス女王の在位中は、チャールズ皇太子(当時)、ウィリアム王子、ヘンリー王子、アンドルー王子の4人がここに収まっていた。昨年4月に99歳で亡くなったエリザベス女王の夫フィリップ殿下も、生前は代行者に指定されていた。女王の死去後は、チャールズ新国王が即位して空いた枠をアンドルー王子の長女、ベアトリス王女が埋めていた。

しかしこのRegency法について、チャールズ国王が自らの即位に合わせて改正を検討していると報じられている。The Telegraphは先日「法改正により、ヨーク公アンドルー王子、サセックス公ヘンリー王子、ベアトリス王女は全員、国王が職務不能となった場合の代行者から除外される見通しだ」と伝えた。

王室を離脱したヘンリー王子、未成年者に対する性的暴行疑惑で米国で訴えを起こされたアンドルー王子は、ともに公務から引退した身。2人の王位継承権を剥奪すべきという声も強く聞かれる。ベアトリス王女も、公務を担う義務は負っていない。

「チャールズ国王は、自身が不在または公務遂行不能になった場合に役目を代行する者の中に、公務に携わっていない王室メンバーが3人もいることは不適切と見ているようだ」と同紙は伝えている。

記事では、国王は「法改正をできるだけ早く」行う考えだとしており、空席となる枠には妹のアン王女、弟のエドワード王子が入るのではと予想している。