米興行収入 『ゴジラ』初登場1位。エルトン・ジョン伝記映画『ロケットマン』は3位に

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米国の週末興行収入(5/31-7/2)は、ワーナー配給・レジェンダリー・ピクチャーズ製作の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(Godzilla: King of the Monsters)が、北米興収4,900万ドル(約53億円)となり、初登場1位となった。

注目の新作、エルトン・ジョン(Elton John)の伝記映画『ロケットマン』(Rocketman)は2,500万ドル(約27億円)で3位に、オクタヴィア・スペンサー(Octavia Spencer)主演の低予算サイコスリラー「マ」(Ma)は1,830万ドル(約20億円)で4位の好スタートを切った。

北米4,108館で公開スタートした『ゴジラ』の興行収入は、スタジオが予測した5,000万ドルから5,500万ドルを下回る数字となった。しかし、中国の興行収入が7,000万ドル(約75億7,000万円)と大ヒットしており、国外興行収入は1億3,000万ドル(約140億円)を記録した。

2017年に公開された前作『キングコング: 髑髏島の巨神』(Kong: Skull Island)の北米オープニング週末興行収入は、6,100万ドルを記録している。監督はマイケル・ドハティ(Michael Dougherty)で、製作予算は約2億ドル。
ロッテントマトの批評家評は40%だったが、観客の出口調査を行うシネマスコアではB+を獲得している。

エルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』

Elton John
Featureflash Photo Agency / Shutterstock.com

パラマウントの『ロケットマン』は、スター”エルトン・ジョン”の誕生から世界進出、家族や友人との関係、ドラッグ治療からの復活までの半生を描いたミュージカル伝記映画。エルトン・ジョン本人がエグゼクティブ・プロデューサーを務め、カンヌでプレミア上映された。
監督は、デクスター・フレッチャー(Dexter Fletcher)。フレッチャー氏は『ボヘミアン・ラプソディ』の撮影後半にブライアン・シンガー監督に代わり、監督を引き継いだ。主演は、タロン・エジャートン(Taron Egerton)。米国ではドラッグや性描写があるためR指定で公開された。

故フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)がリードボーカルを務めるクイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』(Bohemian Rhapsody)と比較されるが、『ロケットマン』はロッテントマトで91%と批評評は高い。観客によるシネマスコアもA-を獲得した。
なお、『ボヘミアン・ラプソディ』は批評家による評判は芳しいものではなかったが、北米でのオープニング週末興収は5,100万ドルを記録し、初登場1位を獲得している。

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ブルームハウス(Blumhouse Productions)製作、ユニバーサル/コムキャスト配給のサイコホラー「マ」(Ma)は、シネマスコアではB-を獲得。監督は『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』(The Help)のテイト・テイラー(Tate Taylor)。オクタヴィア・スペンサーが主演を務めた。製作予算は、500万ドル(約5億4,000万ドル)。

米週末興行収入(5/31-7/2)一覧

1.『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』4,900万ドル (国外1億3,000万ドル)
2.『アラジン』 4,230万ドル (国外7,830万ドル)
3. 『ロケットマン』2,500万ドル (国外1,920万ドル)
4. 「マ」(Ma) 1,830万ドル (国外280万ドル)
5.『ジョン・ウィック:パラベラム』1,110万ドル (国外1,270万ドル)
6.『アベンジャーズ/エンドゲーム』780万ドル (国外860万ドル)
7.『名探偵ピカチュウ』 670万ドル(国外1,460万ドル)
8. 「ブックスマート」(Booksmart) 330万ドル
9. 「ブライトバーン」(Brightburn) 230万ドル
10. 「ハッスル」(The Hustle) 130万ドル