ブルームバーグ氏、ヒラリー・クリントン氏を副大統領候補に検討か

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ニュースアグリゲーションサイトのドラッジ・レポート(Drudge Report)によると、大統領選に向けて民主党の指名獲得を目指すブルームバーグ氏が、副大統領候補にヒラリー・クリントン氏を検討している。

ブルームバーグ氏に近しい人物が「ブルームバーグ陣営が実施した調査で、ブルームバーグ氏とヒラリー氏のコンビが極めて強力であることが判明したことから、ヒラリー・クリントン氏を副大統領候補に検討している」と語ったという。

さらに、選挙人制度では大統領と副大統領を同じ州から選出することが難しいため、ブルームバーグ氏が物件を所有するコロラドかフロリダに居住地を変更することを検討しているという。

Foxニュースによると、ドラッジ・レポートは保守系のニュースアグリゲーターで、90年代にモニカ・ルインスキーのスキャンダルを初めて明るみにしたことで有名になった。

報道を受け、ブルームバーグ陣営広報のJason Schechter氏は、複数メディアに「われわれは、副大統領の憶測ではなく、予備選と討論会に集中している」と声明を発表。取り合わない姿勢を示した。

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一方、クリントン氏は今年、エレン・デジェネレス氏の番組で、副大統領候補のオファーは「おそらくない」と述べつつ、申し出があった場合に受ける可能性ついて「ありえないとは言えない」と、微妙な回答をしていた。

昨年11月に出馬を決定したブルームバーグ氏は、すでに投票を終えたアイオワ州党員集会とニューハンプシャー州予備選を含む緒戦の4州には参加しないものの、世論調査で支持率を伸ばし、注目が高まっている。最新の全国調査ではバイデン前副大統領に1ポイント差に迫り3位となったほか、フロリダ州の民主党有権者への調査では、支持率トップとなった。