サンダース氏とバイデン氏の支持率の差10ポイントに拡大 世論調査

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ニューハンプシャーの予備戦後にモーニングコンサルトが全国の民主党有権者を対象に実施した世論調査では、バーニー・サンダース上院議員の支持率が前回から上昇し、ジョー・バイデン前副大統領を10ポイント上回る結果となった。

現時点で各州で予備選が行われた場合、どの候補者に投票するかという質問で、サンダース氏と答えたのは29%で、ニューハンプシャー前の調査から4%上昇。バイデン氏は22%から19%に低下した。3位はマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長で18%だった。アイオワ州でサンダース氏に僅差で勝利したピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長は、前回と変わらず11%だった。一方、エリザベス・ウォーレン上院議員は11%から10%に低下。ニューハンプシャーで大方の予想を破り3位となったエイミー・クロブシャー上院議員は3%から5%に上昇した。

トランプ大統領に本戦で勝利する可能性についてもサンダース氏は、ニューハンプシャー予備選前から6%上昇し、29%でトップとなった。次いでブルームバーグ氏が25%。アイオワ党員集会で4位、ニューハンプシャー予備選で5位と惨敗の続いたバイデン氏は29%から17%へと大幅に低下した。

バイデン氏有利とされる黒人有権者の間では、バイデン氏がトランプ大統領に勝利する自信があると答えた有権者は10%低下し、21%となった。一方、32%近くの黒人有権者が、サンダース氏が最もトランプ氏を破るチャンスがあると回答。ブルームバーグ氏はバイデン氏と同率だった。

さらに、ニューハンプシャーの結果の影響から、バイデン氏に投票する可能性が低くなったと答えた有権者は46%に上った。

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世論調査は、民主党予備選または党員集会に投票する可能性のある全国2,639人を対象に、2月12日に実施。誤差幅は2%。