NY市トランプタワー前のBLM文字に、男が赤いペンキ

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13日昼、マンハッタンの5番街にあるトランプタワー前に描かれた「Black Lives Matter」の巨大文字が、赤いペンキがかけられる騒ぎがあった。

NBCニューヨークが公開した映像では、黒いシャツと帽子姿の男性が、文字の一部に赤いペンキを勢いよくかける様子が映っている。呼び止められた男性は、そのまま走り去った。現在警察が調査をしている。

トランプタワー ブラックライブズマター BLM
ペンキで汚された部分は、午後に市の職員が塗り直した。©mashupNY

BLMの文字は、ジョージ・フロイドさんの死亡事件後、ワシントンD.C.やハリウッド、シアトルなど各地に描かれた。ニューヨークでもブルックリンのベッドスタイを始め、マンハッタンのフォーリー・スクエアやハーレム、クイーンズなどにペイントされている。

市長室は先月末、トランプタワー前に文字を描くと発表。計画を知ったトランプ氏は、BLMはヘイトの象徴だとツイートし、「ラグジュアリーな5番街を汚す」ものだとして異議を唱えた

文字は先週木曜、地元の学生やデブラシオ市長、ファーストレディのシャーリーン・マクレイ氏、人権活動家のアル・シャープトン師らが参加し完成した。トランプタワー前には、トランプ氏のサポーターが「オール・ライブズ・マター(全員の命が大切だ)」と叫ぶなど抗議活動を行った。
昨日もニューヨーク市警察やトランプ氏の支持者が5番街に集い、BLM抗議者と対峙する場面がみられた。

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