バイデン氏とトランプ氏の再対決、どっちが優勢?

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Yahoo/YouGovが実施した次期大統領選に関する世論調査では、バイデン氏がトランプ氏を6ポイント上回る結果となった。

調査は9月2日から6日に実施。成人1,634人から回答を得た。誤差幅は±2.6ポイント。調査初日の2日、バイデン氏はプライムタイムに中間選挙の重要州、ペンシルベニアで演説を行っており、この中で「トランプ氏とMAGA共和党」は過激主義と非難。民主主義を後退させる脅威だと主張した。

次期大統領選が本日行われた場合、どちらを選ぶかという質問に、登録有権者の48%がバイデン氏と答え、42%がトランプ氏を選択した。前回8月はバイデン氏45% -トランプ氏42%だった。6ポイント以上の差が開くのは、今年3月の調査(バイデン氏47% -トランプ氏39%)以来だという。

記録的な低迷が続いていたバイデン氏の支持率は、最近の複数の調査でわずかな回復がみられている。

バイデン政権にとっての過去数ヶ月間の成果では、約30年ぶりとなった銃規制強化法案への署名や、気候変動対策や財政赤字の削減などを含む大型のインフレ削減法案の成立、学生ローンの免除が挙げられる。また昨年の米軍撤退をめぐる混乱が非難にさらされたアフガニスタンでは、7月に対テロ作戦を実施し、アルカイダの現指導者アルザワヒリ容疑者の殺害に成功した。6月に5ドルに達したガソリン価格は、現時点で3.75ドルまで低下している。同社の今回の調査では、バイデン氏の職務遂行に関する支持率は43%だった。

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民主党と民主党寄りの無党派層によるバイデン氏に対する信頼にも回復が見られ、2024大統領選の民主党の指名候補にバイデン氏を望む割合は35%(バイデン氏以外42%)で、前回の27%(バイデン氏以外55%)から8ポイント上昇した。

一方のトランプ氏については、機密文書を自宅に保管していた問題をめぐって、連日新たな事実が報じられている。共和党および共和党よりの無党派で、トランプ氏の指名を望む割合は、55%(トランプ氏以外33%)だった。