大人気のAirPods。NY地下鉄の新たな悩みの種に?

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ニューヨーカーの間ですっかり人気が定着した、アップルのヒット商品AirPods(エアポッド)が、近頃ニューヨーク地下鉄職員の悩みとなっているようだ。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、線路にワイヤレスイヤホンのAirPodsを落とす人の数が増加しているという。
回収作業により、電車遅延に発展するケースもある。
NYポストによると、AirPodsの落し物は、新バージョンが発売された3月より急激に増加。3月から7月中旬までに84個のAirPodsが回収された。6月に発生した電車遅延の2%は乗客に原因があり、この中にはAirPodsの回収によるものも含まれているという。

落としたAirPodsはアップルのアプリを使って探知できるが、小さいため、職員でも回収に困難が伴う。
ある清掃員は「自分の命よりもイヤホンの方が大切だと思っている乗客もいる。」とNYポストに述べ、落としたAirPodsを拾うため、線路に降りようとした男性を引き止めたことがあると明かした。このほか、作業員の中には、乗客のAirPodsを回収しようとして負傷したものもいるという。

AirPodsはペアで159ドルするため、落とした方も取り戻そうと必死だ。7月にはAirPodsを線路に落とした女性乗客が、ガムテープを使って、自ら回収したことが話題となっている。

MTAの広報担当者は、乗り降りの際、AirPodsを取り外さず、しっかり耳に付けておくように車内アナウンスで注意を促すことを検討していると、WSJに語っている。

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