セブンイレブンの店員が強すぎる、タバコを片っぱしから盗んだ男の末路

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小売店での万引きがエピデミックレベルに達しているとも言われる米国で、店の商品を片っ端から盗もうとする大胆な犯人を定員らが力を合わせて成敗する動画がシェアされ、話題になった。

ツイッターに出回っている動画には、青いTシャツをかぶった男がセブンイレブンのカウンター内でタバコを次々と大きなゴミバケツに放り込む様子が撮影されている。

店員が「おい、なんで全部盗むんだ」と制止しようとすると、男はズボンのポケットから武器を抜くふりをしながら、犯行を続けた。

この間、撮影していた客と見られる男性は、事態を落ち着かせようと、店員らに「行かせてやれ。警察がくるまで何もできない」「保険は入っているのか」などと話しかけている。

しかし店員らは自ら事にあたることを選んだ。男がバケツを持って移動しようとした瞬間、1人の店員がバケツをつかむと、もう1人のターバンを巻いた店員がモップの柄のようなもので、一撃を加えた。

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男が倒れ込むんだところを押さえ込み、さらにフルスイングをお見舞いした。「わかった、わかった」と大声で懇願する男に、20発以上振り下ろした。

動画が撮影された日時や場所は定かではないが、デイリーメールは、店頭に並べられたクジからカリフォルニア州内の店舗だろうとしている。

組織的犯罪が急増

州都サクラメントでは先週、店から盗んだ大量の商品をカートで運び出し、車に積んで逃走する動画がバイラルとなった。

米国では、組織的な小売店での窃盗が増加している。 全国小売連盟によると、被害額は940億ドルに達しており、2018年に比べて90%増えた。

犯罪増加の背景には、各州で低レベルの万引きが非犯罪化されたり、万引きを軽犯罪とする金額の限度額が引き上げられたりしたことなどが指摘されている。

保守派を中心に、こうしたリベラル州の”犯罪者に優しい”政策を非難する声も多い。

ツイッターの投稿主が「これは、世界のほとんどの地域で犯罪者に対して行われていることだ。軟弱で間抜け、ウォークのリベラル政策が、法を遵守する国民にとってアメリカを危険なものにしている」とコメントすると、「シーク教徒の彼が訴えられたら、寄付できるよう法的基金を作ってくれ」「あの棍棒こそが、彼らが必要とする保険のすべてだ」「真のマッチョ」など、店員らの対応を讃える声が寄せられた。