バイデン大統領の再出馬 64%が反対、米世論調査

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YahooとYouGovが実施した最新の世論調査で、回答者の64%が、バイデン氏は2024年大統領選で再選を目指すべきではないと答えた。トランプ氏(55%)を9ポイント上回る結果となった。

民主党支持者で、再選に出馬するべきと回答したのは43%で、「すべきでない」36%、「わからない」21%だった。

またトランプ氏とバイデン氏が直接対戦した場合、42%(共和党80%、無党派47%)がトランプ氏が勝利すると回答。バイデン氏が勝つと答えたのは39%(民主党82%、無党派28%)だった。

バイデン氏の職務遂行能力の支持率は39%(民主党79%、共和党14%、無所属26%)に低下した。USA TODAYとSuffolkが17日に発表した世論調査でも、バイデン氏の支持率は39%となった。結果を受け、伝統的に中間選挙で民主党が大敗する可能性があると警告している。

再出馬の可能性は?

バイデン氏は、2024年選挙を戦う意向を繰り返し示唆しており、アドバイザーらは出馬宣言のタイミングについて、2023年春を検討しているとも報じられている。

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再出馬に対し、民主党でも意見が分かれているようだ。2020年大統領選でトランプ氏に敗北したヒラリー・クリントン氏は、ファイナンシャル・タイムズのインタビューで、バイデン氏の再選を支持すると表明。民主党から対抗馬を出すのは、「破壊的」でマイナスになるとして、自身は立候補しない意向を示した。

左派のアレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員(ニューヨーク州)は12日、CNNの司会者からバイデン氏の再選を支持するかと尋ねられると、「今は中間選挙で過半数を維持することに集中したい」と回答。バイデン氏の成果を評価する一方、中間選挙の結果によって「われわれは(再選に関する)支持を表明すべきだ」と慎重な考えを示した