米人気俳優、ビーガンやめたワケ

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ドラマ「ハイスクール・ミュージカル」や映画「ベイウォッチ」「グレイテスト・ショーマン」などで知られる俳優ザック・エフロン(34)が、ビーガン(完全菜食主義者)をやめた理由について、雑誌メンズ・ヘルスに語った

ビーガンに転身したのは、サステイナビリティを探求するNetfixのリアリティ番組「ザック・エフロンが旅する明日の地球」(Down to Earth)に出演したのがきっかけで、ウェルネス専門家ダリン・オリエン氏と番組で共演し、2年間ビーガン生活を続けた。しかし「衰えたように感じ」、食生活を元に戻すことについて、考えるようになったという。

「体が正しい方法で、野菜を処理できていなかった」と話し、ビーガンから「断続的断食」(Intermittent fasting)へと切り替えたと明かした。

食物過敏症検査を受けた結果、たんぱく質を中心とした食事に落ち着いたという。食事は1日2回に制限。毎回のメニューに肉を取り入れ、食事の前にアップルサイダービネガーを飲んでいるという。

朝食は11時ごろ、ボーンブロススープと野菜、エルク(シカの一種)やチキンのような「クリーン・プロテイン」などを食べ、夜は、肉とスイートポテトやキノアなどの炭水化物を取っていると説明した。

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ビーガンをやめたことで、「好物の」内臓肉を楽しめるようになったという。「特にレバーと玉ねぎが大好きだ」と語っている。

ただし「道徳的」には、「今もビーガンだったらよかったのにと思っている」と心境を明かした。

エフロンは、インタビューが行われたステーキハウスで、牧草で育てられた肉かどうかをウェイターに確認したうえ、「A5等級の日本の和牛ステーキ」とカニやカキなどの「シーフードタワー」を注文。今まで食べた中で最高の肉だと絶賛した。

インタビューではまた、過去にさまざまな怪我を負ったと明かした。靴下を履いて自宅を走っていた際、滑って石の噴水にアゴをぶつけ、骨折したエピソードなどについても語った。

菜食主義をやめたセレブ

ナタリー・ポートマンや、ビリー・アイリッシュ、ホアキン・フェニックス、ルーニー・マーラなどのセレブがビーガン食を取り入れているが、エフロンのように菜食主義を断念したセレブもいる。

歌手のマイリー・サイラスは2020年、ジョー・ローガンのポッドキャストの番組で、「脳が適切に動かなくなった」と述べ、食生活に「魚やオメガ3脂肪」を取り入れなければならなかったと告白。股関節痛にも悩まされて、「かなりの栄養失調状態」だと気づいたことから、ビーガンをやめたと語っている。