「タイタン」の捜索費用、企業に支払い責任なし、沿岸警備隊元司令官

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捜索活動の開始から5日目となった22日、米沿岸警備隊のジョン・モーガー少将は、潜水艇「タイタン」の船尾翼が発見されたとし、搭乗者らの家族に追悼の意を伝えたことを明らかにした。

残骸は遠隔操作探査機(ROV)によって、海底に横たわるタイタニック号の船首から500メートルの地点で発見された。追加の残骸も発見され、壊滅的な破裂が起きたとの見方を示した。

ケープコッドの沖合約1450キロで海中に投入された後、消息を絶ったタイタンをめぐり、面積にしてコネチカット州の約2倍、深さ4kmにおよぶ大規模な捜索が行われた。

沿岸警備隊は21日の時点で、カナダ沿岸警備隊のソナー搭載船ジョン・カボットが、商業船スカンディ・ヴィンランドとアトランティック・マーリンとともに現地に到着したと発表。カナダ沿岸警備隊の設標船アン・ハーヴェイとテリーフォックス、カナダの海上沿岸防衛艦「HMCSグレイスベイ」、ROVを備えたフランスの調査船アタラント、カナダのアンカーハンドリング船ホライズン・アークティックも向かっているとした。空では沿岸警備隊のC-130輸送機の乗組員が到着し、空軍州兵のC-130も向かっている途上だと発表していた。

非営利団体「全米捜索救助協会」のクリス・ボイヤー事務局長はニューヨークタイムズに、捜索にはおそらく数百万ドルの費用がかかるだろうとの見方を示している。

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