祖先に「建国の父」、潜水艇タイタンCEOストックトン・ラッシュ氏とは

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事故にあった潜水艇「タイタン」の運営会社オーシャンゲート・エクスペディションズの創設者ストックトン・ラッシュ氏(61)は、「建国の父」や石油王の祖先を持つ、非常に裕福な家庭で育った。

事故では、ラッシュ氏を含む5人全員が死亡したとみられている。捜索活動を率いた米沿岸警備隊は、船体の一部が発見され、「破滅的な破壊」が起きたと説明。遺体の回収は、困難との見方を示した。

建国の父の子孫

ラッシュ氏(本名、リチャード・ストックトン・ラッシュ3世)は1962年3月、サンフランシスコで生まれた。5人兄弟の末っ子だった。子供のころは、宇宙飛行士になり、人類で初めて火星に降り立つ夢を持っていたと伝えられている。

デイリーメールによると、父方の祖先には、アメリカ独立宣言に署名した法律家リチャード・ストックトン氏と、その義理の息子で医師のベンジャミン・ラッシュ氏がいた。ニュージャージー州には、ストックトンの名を冠した大学も設立されている。

母方の祖父母は、石油会社や海運会社「アメリカン・プレジデント・ラインズ」の経営で財を成した富豪ラルフ・K・デイヴィス氏。その妻ルイス・M・デイビス氏は、ベイエリアの大学や医療機関、文化施設に多額の寄付を行っているフィランソロピストとして有名だった。サンフランシスコにあるコンサートホール「ディヴィス・シンフォニーホール」の建設に、500万ドルを寄付している。

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