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一家でコロナに感染 親子2人が相次ぎ死亡

ニューヨーク州サラトガ郡で、一家全員が新型コロナウイルスに感染し、父親と長男が死亡した。地元メディアTimes Unionによると、リック・マーティンさん(57)は10月27日に、息子のジェイクさん(27)は6日後の11月2日に亡くなった。

リックさんの妻ジュリーさんは、誰が最初に感染したのかは不明だと話している。ジュリーさんともう1人の息子、ベンさんはワクチンを接種しており、感染から3日後には、症状が軽減した。
ワクチンを接種していなかった父と息子は容態が急変し、緊急治療室に搬送された。ジュリーさんが、2人の意識がある姿を確認したのは、その時が最後だったという。

リックさんは25日に人工呼吸器を装着し、その2日後に死亡した。

ジュリーさんによると、2人は健康で、感染のリスクはないと考えており、「ワクチンの接種を躊躇していた」と述べた。また、病院から連絡があった時の心境を振り返り、「誰にも経験してもらいたくない」と語っている。

元沿岸警備隊のリックさんは、車のアクセサリー用品を取り付ける事業を営んでいた。リックさんは家族に対し、常に誠実だったといい、ジュリーさんは、罪悪感(サバイバーズ・ギルト)を感じており、セラピーを受けるつもりだという。

米国の新型コロナによる死者数は77万人を超えている。共同通信によると、今年の死者数は、昨年の38万5000人を上回った。

バイデン政権がワクチン接種義務化の動きを加速させる一方、これに反対する声も根強く残っている。
ニューヨーク市では20日、ワクチンの義務化に抗議する大規模な集会が開かれ、大勢の抗議者がセントラルパークからダウンタウンまで行進を行った。

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