「がまんの限界」ユナイテッド航空のパイロットがブチギレ、斧で駐車場のゲート叩き割る

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デンバー国際空港にある駐車場で2日、「がまんの限界」に達したパイロットが、斧でゲートバーを破壊する事件があった。

テレビ局が入手した監視カメラの映像には、制服姿の男がフルサイズの斧を20回以上振りかざし、バーを叩き割る様子が映っていた。犯行に気づいた職員らが、男から斧を奪い、拘束した。

逮捕されたのは、ユナイテッド航空のパイロット、ケネス・ヘンダーソン・ジョーンズ(63)。器物損壊の容疑で逮捕された。被害額は700ドルだったという。

アダムズ郡保安局の捜査報告書によると、ジョーンズ容疑者が駐車場を出ようとした際、3カ所あるすべての出口が、複数の車でふさがっていたという。容疑者は調べに対し「皆の待ち時間の問題を解決しようとした」「ただ、がまんの限界に達した」などと供述したという。

空港職員は、同空港の駐車場は以前から、適切な許可書を所有していない人々の問題を抱えていたと語っている。

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連邦航空局の記録では、ジョーンズ容疑者は、ボーイング767や757などの中・大型機を操縦していた。

ユナイテッド航空の広報担当者はABCニュースに、パイロットは「内部調査を行う間、スケジュールから外され、休暇を命じられた」と説明している。

ネットでは、パイロットの男性が斧を振り回してキレる姿に、映画「フォーリング・ダウン」のマイケル・ダグラスのようだという声が上がった。

ほかには「誰もパーキングゲートで30分待ちたくない。空港職員も問題があったことを認めている」「対処していない空港こそが問題だ」「彼はゲートを壊したのではなく、直してくれた」「飛行中、”手に追えない客”がいたに違いない」とパイロットを擁護する声や、「必要な治療を受けるべき」「引退すべき」「自分もユナイテッドで旅行している時、同じ気分だ」などの意見が投稿されている。