米食肉最大手タイソンフーズ 代替肉市場競争に自信 – ビヨンドミート株は一時下落

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米食肉加工最大手のタイソンフーズ(Tyson Foods)のノエル・ホワイト最高経営責任者は20日、ニューヨーク証券取引所における投資家向け説明会で、代替肉市場の本格進出に向け、マーケティング支出を拡大していく意向を語った。

ホワイト氏は「2018会計年度よりも2019年度の支出が大きくなっている」と述べ、「我々は、代替プロテインの分野で完全に競争していくつもりだ。必要であるならば、我々は再び支出を増やす必要がある」と語った。

発表の翌日、5月にナスダックに上場した代替肉大手のビヨンドミートの株価は6%以上値を下げ、154.13ドルで取引を終えた。なお、ビヨンドミート(Beyond Meat)の株主だったタイソンフーズは、同社の株式公開に先立ち、持ち分を売却している。

タイソンフーズは今月13日に、新ブランド「Raised & Rooted」のもとで植物から製造するナゲットとアンガスビーフと大豆プロテインをブレンドしたバーガーを販売することを発表した。発表にあたり、ホワイト氏は代替肉市場でマーケットリーダーになると語り、数十億ドル規模のビジネスに成長させる意向を語っている。

一方、ビヨンドミートは、6月24日から新たな植物ひき肉を市場に投入する。同社の株価は5月の公開以来(IPO価格 25ドル)、一時7倍近くの値をつけるなど急伸している。

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