「彼の選挙区は南部国境よりはるかに悪い」トランプ大統領 民主党議員を攻撃

トランプ大統領は27日、米下院監視・政府改革委員会のイライジャ・カミングス(Elijah Cummings )委員長を「南部国境の状況に関して、偉大な国境警備員に対して大声で叫んで、残酷ないじめをしている」とツイッターで批判した。

トランプ大統領はまた、カミングス議員の選挙区であるバルチモアについて「はるかに悪く、もっと危険」「気分の悪い、ネズミがはびこる散らかった地域」と述べ、「彼がもっとバルチモアに時間を費やすならば、この危険で不潔な場所をよくすることができるだろう」と述べた。

さらに「最悪の運営状況で、米国で最も危険だと考えられている。そこに住みたい人間はいない」など、侮蔑的な言葉を繰り返し、「イライジャ・カミングスの選挙区になぜ多くの金が送られているのか。」「この金のすべてはどこにいったのか。いくら盗まれたのか。ただちに腐敗を調査せよ」と、汚職調査の必要性を示唆した。

The Hillによるとカミングス議員の選挙区は55%がアフリカ系アメリカ人で、35%が白人となっている。メリーランド州で黒人が過半数以上を占める地域の中では、二番目に裕福な地域だという。

トランプ政権による移民の不寛容政策に対して批判を繰り返してきたカミングス議員は、先週の委員会公聴会の場で、収容中の子供の扱いについて、ケビン・マカリーナン(Kevin McAleenan)国土安全保障長官代理を厳しく非難していた。

不法移民の収容所における子供達の扱いに関し「全力を尽くしている」と述べるマカリーナン氏に対し、カミングス委員長は「どう意味だ?子供が自分の排泄物の上に座って、シャワーも浴びさせてもらえない?いいかげんにしてくれないか。いったいどういうことなんだ」と声を荒げ、「我々の誰一人として、子供達をそんな状況に置かない。彼らは人間なんだ」と強い口調で非難した。

また下院監視・政府改革委員会では25日、ホワイトハウス高官が個人的なアカウントでやり取りしたメールやテキストメッセージについて、カミングス委員長が提出を命ずることを承認した。

民主党では度々、政権関係者が大統領公文書法(Presidential Records Act)をはじめとする連邦法を遵守していないと非難している。カミングス議員はトランプ大統領の娘婿で大統領上級顧問のジャレッド・クシュナー氏が、公務にWhatsApp を使用していた証拠があると指摘している。

トランプ大統領のツイートに対し、ナンシー・ペロシ下院議長は「彼(カミングス議員)に対するすべての人種差別攻撃を拒絶し、彼の確固たるリーダーシップを支持する」と声明を発表した。

トランプ大統領は今月、4人の非白人の民主党女性議員に対し「嫌いならば、国に帰ればよい」など、差別的な発言を行なった。民主党が多数の下院では14日、発言は人種差別であるとして、非難決議を可決した。