トランプ大統領 セクハラ浮上のバイデン前大統領をミームで攻撃

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トランプ大統領は4日、ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領のビデオを加工したネットミームをツイッターに投稿し、相次ぐセクハラの告発への対応に追われる前副大統領をからかった。

オリジナルビデオは、過去にバイデン氏から不適切な振る舞いを受けたとする複数の女性が名乗り出たことを受け、バイデン氏が弁明のために3日に公開したもので、バイデン氏は「もっと気を使うように心がける」と述べるなど、改める意向を語っていた。

最初の告発者のルーシー・フローレス(Lucy Flores)氏は、2014年にネバダ州副知事選に出馬した際、選挙3日前の集会の舞台の袖で、バイデン氏から肩に触れられるなどしたほか、後頭部にキスをされたとことをメディアを通じて告白した。同氏は、バイデン氏の振る舞いを「完全に不適切」で、出馬の資格がないと非難していた。

フローレス氏以降、告発が相次ぎ、これまでに、ニューヨークタイムズやワシントンポスト紙などに7人の女性が名乗り出ている。

バイデン氏はビデオで「これまでキャリアの中で、常に人間的繋がりを築くよう努めてきた…握手をし、ハグをし、肩を掴んで”君ならできる”と告げてきた」と、自身の振る舞いの意図について語った。さらに「社会の基準が変化してきた。パーソナルスペースを守る境界線も変化し、私はそれを了解している。彼女達の主張に耳を傾けている」と述べ、「もっと気を使うように心がける」と、スタイルを改める意向を語っていた。

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ビジネスインサイダーによるとミームは最初、@CarpeDonktumというアカウントでツイッターに投稿されていたほか、同様のアカウント名でレディットのフォーラムにも投稿されていたという。投稿者は、アカウントプロフィール欄で「ドナルドトランプをサポートするミームをツイートする」と記載し、トランプ氏支持を表明している。