トム・ハンクス「エルヴィス」俳優の精神状態を心配

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映画『エルヴィス』でアカデミー賞にノミネートされた俳優オースティン・バトラーは、共演者のトム・ハンクスから精神状態について心配されていたと明かした。

バトラーは英紙タイムズの取材に、『エルヴィス』での役作りでは「限界まで押しやられた」と説明。「このような体験は二度とできないだろう」と振り返りつつ、「のめり込めば、生きているという実感を得ることができる」と語った

ただし、トム・ハンクスからは、役に深くのめり込み過ぎていると指摘されたという。「メンタルヘルスのために、一直線に別のことをした方が賢明だ。もしこのまま電車から飛び降りたら、感情的な傷を負いかねない」と心配の言葉をかけられたと明らかにした。

バトラーは昨年、GQのインタビューで、撮影終了直後から「体がシャットダウンし始めた」といい、1週間病院で療養したと語っている。

ハンクスからは、自身がプロデュースに関わっているApple TV+の「Masters of the Air」への出演を提案されたという。

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ドナルド・L・ミラーの同名小説を原作としたドラマは、第二次世界大戦でドイツの攻撃に加わった第8空軍の若きパイロットの活躍を描いたもの。オースティンは、主役のゲール・クレベン少佐を演じた。

マスターズは、第二次世界大戦をテーマとした「バンド・オブ・ブラザース」と「ザ・パシフィック」の三部作の一つで、スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクスが製作総指揮を務めている。

バトラーは来年、SF大作の続編『デューン 砂の惑星PART2』の公開が控えており、今後も活躍が続きそうだ。